角田は決勝でピットスタートになる予定だ(C)Getty Images レッドブルの角田裕毅は、欧州ラウンド初戦、エミリア・ロマーニャGPでも過酷な試練と向き合っている。現地時間5月17日の公式予選でクラッシュしノータイム。欧州3連戦の最初の…

角田は決勝でピットスタートになる予定だ(C)Getty Images
レッドブルの角田裕毅は、欧州ラウンド初戦、エミリア・ロマーニャGPでも過酷な試練と向き合っている。現地時間5月17日の公式予選でクラッシュしノータイム。欧州3連戦の最初のレース、決勝を前に角田の悲痛な言葉が海外メディアにより伝えられている。
【動画】壁にぶつかってマシンは一回転 衝撃を生んだ角田裕毅のクラッシュシーン
今季第7戦、イモラサーキットでさらなる上位争いが期待されていた角田だったが、予選Q1開始直後に予想外のアクシデントに見舞われた。ターン5で縁石に乗り上げコースアウトすると、スピンしたマシンは空中で一回転しながら激しくウォールにクラッシュ。直後に角田は大破したマシンから自力で抜け出し無事であることが確認されたが、予選結果としては痛手であることは間違いなかった。
前所属のレーシングブルズでホームコースとなっていたイモラだが、レッドブルで臨んだ今回、痛恨のミスを犯してしまった角田。その胸の内を明かしたコメントは、イタリアモータースポーツサイト『FormulaPassion.it』でも大きく扱われている。
角田はクラッシュについて、「本当に愚かだったと思う。あんなにプッシュすべきではなかった」と振り返っている他、翌日の決勝までにマシンを修復させるチームスタッフに対しても、「メカニックたちとはまだ話せていないけれど、自分にできることは謝ることだけ」などと語ったことが紹介されている。
これらの言葉を伝える同メディアは、「日本人ドライバーは、予選開始から数分後に起きた大きなクラッシュについて、一切の言い訳をせずに非を認めた」と指摘。また、「Q1開始から数分後、ユウキ・ツノダはヴィルヌーヴ・シケインで縁石に対してあまりに攻撃的に進入し、RB21のコントロールを失ってコース外へと飛び出してしまった」とクラッシュまでの一連の動きをレポート。
さらに、「エミリア・ロマーニャGPの予選では、さまざまな出来事が起きたが、序盤に起きたユウキ・ツノダのクラッシュは、一時的に最も大きな懸念を呼ぶ場面となった」として、アクシデントの印象を綴っている。
怪我こそ無かったものの、角田は自身を責める言葉も語るなど、今回のミスに大きく落胆していることは明らかだ。何とか厳しい状況を乗り越え、決勝でアグレッシブな走りをみせてくれることを期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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