5月17日(現地時間5月16日、日付は以下同)、「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス準決勝第6戦が行われ、…
5月17日(現地時間5月16日、日付は以下同)、「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス準決勝第6戦が行われ、ニューヨーク・ニックスがボストン・セルティックスを下しカンファレンス決勝への切符を手にした。25年ぶりのカンファレンス決勝を決めたニックスは、先に進出を決めていたインディアナ・ペイサーズと相まみえる。
ニックスとペイサーズは長年にわたりライバル関係にある。ニックスが25年前の2020年にカンファレンス決勝で対戦した相手もペイサーズであり、さらに前年の1999年のカンファレンス決勝も同じカードである。なお、1999年の対戦では、8位シードながらもラトレル・スプリーウェルを中心にプレーオフを勝ち進んでいた“ミラクル・ニックス”がシリーズを制しファイナル進出を決め、2000年はレジー・ミラー率いるペイサーズがニックスを下している。
両チームは昨年のプレーオフでもカンファレンス準決勝で激突しており、第7戦にもつれこむ激戦の結果ペイサーズがニックスに勝利している。同シリーズの第2戦、解説を担当しているペイサーズOBのミラーに対しニックスのファンがブーイングのチャントを行なっていたことからも、両チームの因縁がうかがえるだろう。
長い歴史のあるライバルが25年ぶりにカンファレス決勝で激突することに対し、両チームのファンはシリーズ開始前から大きな盛り上がりを見せている。同時にSNSで話題になっているのが、昨年6月に行われたアメリカのプロレス番組『WWEスマックダウン』の一コマである。
ニックスの本拠地でもあるマディソン・スクエア・ガーデンで行われた同番組の試合中、応援に来ていたタイリース・ハリバートン(ペイサーズ)が出場者のローガン・ポールを助けるべく手に真鍮のナックルを装着してリング入りを試みると、同じくリングサイドで観戦していたジェイレン・ブランソン(ニックス)が止めに入った。最終的にパイプ椅子を手にしたブランソンとナックルを装備したハリバートンがリング上で一触即発の状態になり、会場は大いに盛り上がった。
同番組の放送当時は、「昨シーズンのカンファレンス準決勝の熱戦再び」といった形で話題になったが、現在は「WWEは今年のカンファレス決勝を予言していた」と文脈が変わりSNSで再び注目を集めている。
ニックスとペイサーズのカンファレス決勝は、22日に第1試合を予定している。