<大相撲五月場所>◇七日目◇17日◇東京・両国国技館【映像】豊昇龍が受け取った衝撃の懸賞束 熱戦が続く大相撲五月場所七日目、自身3度目の幕内優勝を果たすためにもう負けられない2敗の横綱・豊昇龍(立浪)が、懸命の小手投げで2敗を死守した。直後…

<大相撲五月場所>◇七日目◇17日◇東京・両国国技館

【映像】豊昇龍が受け取った“衝撃”の懸賞束

 熱戦が続く大相撲五月場所七日目、自身3度目の幕内優勝を果たすためにもう負けられない2敗の横綱・豊昇龍(立浪)が、懸命の小手投げで2敗を死守した。直後、両手で挟み込むように大事そうに受け取った大量の懸賞の束に「大きなセカンドバック」「辞書みたい」「これいくらや?」と驚きの声が。一方、豊昇龍の丁寧な所作に対して「受け取り方ほんとすき」といった意外な反応も寄せられた。

 中日を前に全勝の大関・大の里(二所ノ関)に星二つの差をつけられ、優勝戦線に踏みとどまるためには一つも取りこぼしが許されない横綱・豊昇龍(立浪)。七日目は前頭三枚目・平戸海(境川)との取組に臨んだ。

 「バチン」と激しい音を響かせて頭から当たっていった平戸海は鋭く左を差す。それに対して、当たりを受け止めた豊昇龍は平戸海の左腕を抱え込むようにして反時計回りに回転しながら、強烈な小手投げ。あっけなく平戸海を転がして横綱の意地を見せた。

 ABEMA解説の元横綱・若乃花の花田虎上氏は「平戸海が左を差して右上手を取りに行くのかと思ったけど、そうではなかった。横綱からしたら、あまりいい相撲ではない」としたうえで「平戸海は攻めたいから、そのことを分かったうえでのタイミングを計っての小手投げ。小手投げというか…捨て身の投げですよね。平戸海は左を内側に返すと下手投げを打てるんですけどね。勝ったことはよかったですけど、内容はよくないですね」と述べた。ともあれ、勝った豊昇龍は5勝目(2敗)、敗れた平戸海は4敗目(3勝)となった。

 蹲踞をして第39代・木村庄之助の勝ち名乗りを受けた豊昇龍は、目の前に差し出された懸賞の束に目をやると、これを両手で包み込むように大事そうに受け取って一礼。立ち上がって体を反転させると、小脇に抱えて花道を下がっていった。

 身長188センチ、体重150キロの立派な体に抱えられた“存在感たっぷり”の大きな懸賞の束にファンも驚愕。「大きなセカンドバック」「辞書みたい」「これいくらや?」「私の年収の…」など驚きの声が上がり、一方では「受け取り方ほんとすき」など、豊昇龍の所作に対する好意的な意見も聞かれた。(ABEMA/大相撲チャンネル)