「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)がディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。フェデラーが7-6(4)、6-4のスト…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)がディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。フェデラーが7-6(4)、6-4のストレートで勝利した。試合時間は1時間33分。

両者の過去の対戦成績はフェデラーの3勝0敗。最後に対戦したのは2年前の「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」の準決勝で、フルセットの末フェデラーが勝利していた。

フェデラーは背中の痛みもあり「全米オープン」はベスト8止まりだったが、そこから1ヶ月の休養を経てこのツアーに臨んでいる。一方のシュワルツマンは今年の「全米オープン」でフェデラー同様にベスト8、先週行われた「楽天ジャパンオープン」でベスト4に入り、調子を上げている。大きな存在であるフェデラーに対して、25歳のシュワルツマンがどう立ち向かうか注目だ。◇   ◇   ◇試合は第1セットから緊迫した内容となった。フェデラーが落ち着いた試合運びでキープする一方で、シュワルツマンは主審の判定に感情を露わにして激昂する場面も。すると第6ゲームで、フェデラーがネットに出たシュワルツマンを鮮やかに抜く彼らしいクロスを披露すると、フェデラーのチャンスに。3度のデュースを経て、最後は26回と長いラリーの末、シュワルツマンのドロップショットがミス。フェデラーがブレークに成功する。しかしここでやられてしまわないのが成長著しいシュワルツマンだ。続く第7ゲームですぐさまブレークバックに成功する。試合はこのまま拮抗しタイブレークへ。先手はシュワルツマンが取るもののフェデラーが盛り返し、7-6(4)でフェデラーが第1セットを先取した。第2セットはいきなりフェデラーにチャンスが訪れる。0-30でフェデラーがリードしたところで、フェデラーの打球がアウトに。すかさずフェデラーがチャレンジすると判定が覆り0-40のチャンス。納得がいかないシュワルツマンは再び主審に詰め寄る。次のポイントをフェデラーが勝ち取り、ワンブレークアップとなった。その後はお互いなかなかチャンスを作れないまま、フェデラーのサービングフォーザマッチを迎え、最後はしっかりとフェデラーがサービスエースを決め、勝ちきった。シュワルツマンも度々食らいつき互角と言っても過言ではない戦いぶりを見せるも、フェデラーには及ばなかった。フェデラーは3回戦で予選を勝ち上がってきたアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦となる。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」2回戦を突破したフェデラー(練習中のときのもの)

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)