「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)と対戦。ナダルが圧倒的な強さを見せ、6-2、6-1…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)と対戦。ナダルが圧倒的な強さを見せ、6-2、6-1で3回戦へ進出した。

両者は今回が初対戦となる。ナダルは先月開催された「全米オープン」で3回目の優勝を飾ると、直前の「チャイナ・オープン」でも優勝しキャリア通算75個目のタイトルを獲得。「チャイナ・オープン」の決勝ではニック・キリオス(オーストラリア)を相手に危なげなく6-2、6-2のストレートで下し、現在12連勝中。◇   ◇   ◇

試合は世界ランキング1位にふさわしいナダルの安定した試合運びが光った。

第1セットでは、自身は79%とファーストサーブを高い確率で入れ、ドナルドソンに1度もブレークのチャンスを与えない。逆にドナルドソンのサービスゲームではセカンドサーブを攻めて度々チャンスをつくり、第6ゲームと第8ゲームでブレークに成功。あっさりと第1ゲームを6-2で奪った。

第2セットももちろん、ナダルの勢いは止まらない。第2ゲームでナダルは0-40のブレークチャンスをつくると、プレッシャーを受けたドナルドソンはダブルフォルトを犯し、早々とブレーク。

第6ゲームでも華麗なロブショットからのスマッシュなど余裕のあるプレーから再び0-40のチャンスをつくると、ウィナーでブレークを重ねる。

迎えたサービングフォーザマッチも、ラブゲームで奪取し、わずか54分で勝利をものにした。

第2セットもナダルはブレークのチャンスを1度も与えない、世界ランキング1位らしい盤石の試合だった。

ナダルは3回戦でファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦することがすでに決定している。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」2回戦を危なげなく突破したナダル

(Photo by Yifan Ding/Getty Images)