【NASCAR】第12戦 AdventHealth400(日本時間5月12日)/カンザス・スピードウェイ【映像】壁へ衝突→後むきでピットインの衝撃シーン 全米ナンバーワン人気を誇るレース、NASCAR(ナスカー)の第12戦が開催。ファイナル…

【NASCAR】第12戦 AdventHealth400(日本時間5月12日)/カンザス・スピードウェイ

【映像】壁へ衝突→後むきでピットインの衝撃シーン

 全米ナンバーワン人気を誇るレース、NASCAR(ナスカー)の第12戦が開催。ファイナルステージに入ると数度のアクシデントが続いたが、そのなかでクラッシュしたマシンがバックのままピットまで走行していく珍しいシーンが見られた。

 レースはファイナルステージに入ってから何回かのクラッシュが続いていた。その度にイエローコーションとなり、各車は追い抜き禁止状態で周回を重ねていたが、213周目にまたリスタートとなると、当然ドライバーたちは溜まったものを吐き出すように追い抜きをかける。

 しかし中団のなかで4台が横に並ぶ“フォーワイド”状態が発生し、各車が軽い接触をすると7号車のジャスティン・ヘイリーのマシンがスピン。アウト側にいた43号車を弾き飛ばして、7号車はコース外側のウォールに接触、後ろ向きで張り付いたまましばらく進んで停車した。

 1周も回らないうちにまたもイエローコーションが出たことで、解説の桃田健史氏も「始まりませんねレースが(笑)」と苦笑い。やがて動き出したヘイリーの7号車は、なんとバックのまま走り始める。思わず桃田氏も「さぁ、バックで(ピットまで)帰るのか? ま、これもNASCARですね」と冷静になってコメントしている。

 半周ほどバックで走り続けたヘイリーは、後ろ向きのまま自分のピットへ入った。「よく見えるよね~、バックカメラないしね(笑)。多分スポッターが指示してますよね」と桃田氏。NASCARではトラック全域を見渡せる高い場所に、“スポッター”と呼ばれる各チームのスタッフが常駐していて、レース中、無線でドライバーに指示を出しているのだ。

 視聴者からは「バックでw」「これもまたNASCAR」「リアが変な方に」「はえーバックw」「神業」「ナイススポッター」「バックアリなのね」などのコメントがあげられ、他のレースではなかなか見られないバック走行を堪能していたようだ。

(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)