移籍後初対決で、敵地は異様な雰囲気に【MLB】ヤンキース ー メッツ(日本時間17日・ニューヨーク) ヤンキースを蹴って史上最高額7億6500万ドル(1114億円)の大型契約を結んだ男に、容赦のないブーイングが浴びせられた。メッツのフアン・…

移籍後初対決で、敵地は異様な雰囲気に

【MLB】ヤンキース ー メッツ(日本時間17日・ニューヨーク)

 ヤンキースを蹴って史上最高額7億6500万ドル(1114億円)の大型契約を結んだ男に、容赦のないブーイングが浴びせられた。メッツのフアン・ソト外野手が16日(日本時間17日)、移籍後初の敵地ヤンキー・スタジアムでヤンキースとの「サブウェイ・シリーズ」に「2番・右翼」で先発出場。ブーイングが飛び交う異様な光景となった。

 昨年オフにFAになったソトはヤンキースの慰留に応じず、同じニューヨークを本拠地とするメッツと15年総額7億6500万ドル(1114億円)で契約を結んでいた。ヤンキースの提示は16年総額7億6000万ドル(約1106億円)と、メッツの金額に及ばなかった。この一連の動きにSNSでは一部のヤンキースファンが大荒れとなり、ソトのユニホームを燃やしたり、メッツの本拠地・シティフィールドの前で“Fワード”を連発したりする動画が拡散された。

 初回の第1打席には大ブーイングが起きたが、ソトはヘルメットを掲げて笑顔で応じると、動じることなく四球で出塁。第2、第3打席も四球を選ぶなど、持ち前の選球眼を発揮。守備では、右翼席のファンがソトに対して背を向けたり、ボードを掲げたりして煽った。

 この異様な光景にSNSでも話題が沸騰。「(ヘルメットをとる仕草は)最高すぎる」「これは激賞だね。何も思わなかったらブーイングをしない」「ヤンキースファンは品がない」「ソトはピエロたちにうまく対処した」「ヤンキースファンはこの惑星で最も傲慢な負け犬。まるで10年以上在籍したあとライバルチームに移籍したような選手に対してする振る舞い」「ヘルメットをとって敬礼したのは最高だった」「今まで聞いてきたなかで最も大きくて長かったブーイングの1つ」「ヘルメットをとって敬礼をしたのは傷口に塩を塗る行為だから最高」「ソトは笑っている」などの声が相次いでいる。(Full-Count編集部)