<大相撲五月場所>◇六日目◇16日◇東京・両国国技館【映像】愛され力士に“ほっこり”ハプニング 一部ファンから“土俵の妖精”と称されるなど、愛されキャラのベテラン力士が、取組前にハプニングに見舞われた。まさかの事態に館内笑いが起こり、審判の…

<大相撲五月場所>◇六日目◇16日◇東京・両国国技館

【映像】愛され力士に“ほっこり”ハプニング

 一部ファンから“土俵の妖精”と称されるなど、愛されキャラのベテラン力士が、取組前にハプニングに見舞われた。まさかの事態に館内笑いが起こり、審判の親方もこらえきれず笑顔に…。「そりゃ、親方も笑う」「これ笑わないの不可避」「油断させる戦法でしょ」「初っ切りかと」などファンもほっこりな“珍事”があった。

 序ノ口二枚目・森麗(大嶽)と序ノ口三枚目・若佐々木(西岩)の一番、取組前の出来事。37歳のベテラン・森麗といえば、新序出世から38場所連続で負け越してしまうワースト記録を持ちながらも、懸命に相撲を取り続け、そのユニークな風貌も相まってファンの間で長く愛されてきた力士だ。

 六日目の取組で森麗は、四股名を呼び上げられて土俵に上がろうとした際、バランスを崩してまさかの転倒。前のめりに倒れ、取組前にもかかわらず土がついてしまい、館内からはどよめきと笑いが沸き起こった。この“ハプニング”に、向正面で審判を務めていた元関脇・朝赤龍の高砂親方と元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方も失笑。“笑ってはいけない”場面で耐えきれず、なんとか笑いを押し殺そうとしていた。

 取組前に森麗がまさかの転倒をすると、ABEMAの視聴者は「うらら」「妖精」「油断させる戦法でしょ」「つかみはOK」「これ笑わないの不可避」「そりゃ、親方も笑うわ」「審判も笑いこらえてる」「皆を笑顔にする相撲」「取組前に転ぶ人初めて見た」「もう土がついた」と大盛況。「大丈夫か」「脚痛いのかな」「怪我無くてよかった」などといった声も寄せられた。

 その後の取組では立ち合い頭を下げて当たるとすぐに右上手を取った森麗。必死に前に出ていき相手の攻めを許さず、一方的な相撲で名誉挽回、今場所初白星となる1勝目を挙げた。客席からは大きな歓声と拍手が送られた。敗れた若佐々木は1敗目(2休)を喫し、悔しそうな表情を浮かべた。

 見事に勝利して汚名返上した森麗に、視聴者は「転んでも勝つ」「うららんショー」「やっぱり作戦だった」「うらら人気だね」と歓喜。「可愛すぎて」「やっぱり癒し系だ」「笑顔にさせてしかも勝つ!」「もうたまらん」と森麗の虜になるファンも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)