5月13日(現地時間12日、日付は以下同)に行われた「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス・セミファイナル第…
5月13日(現地時間12日、日付は以下同)に行われた「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦。ニューヨーク・ニックスと対戦したボストン・セルティックスは、第4クォーター終盤にジェイソン・テイタムを負傷退場で失った。テイタムのケガは右足アキレス腱の断裂と診断され、15日には手術を受けたことが発表されている。
同じくプレーオフの第1ラウンドでアキレス腱を断裂したデイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)に続けて起きたテイタムの悲報は世界中に衝撃が走った。『BleacherReport』をはじめとした現地メディアやSNSの中では、選手に与えている負担を鑑み「レギュラーシーズンの試合数を減らすべきでは」といった議論が巻き起こっている。
加えて話題になっているのが、テイタム自身が“アイドル”と称える故コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)との奇妙な一致である。コービーは、2012-13シーズンのプレーオフ直前にあたる4月13日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でアキレス腱を断裂し、およそ8カ月の戦線離脱を余儀なくされた。
テイタムとコービーがケガをした瞬間の映像を振り返ると、2人とも「第4クォーター残り3分8秒」という全く同じタイミングでアキレス腱を断裂していることがわかる。この偶然の一致にファンは妙な盛り上がりを見せ、残り3分8秒という試合時間から「3×8=24」や、いずれも現地時間12日に起きていることから「12+12=24」とコービーの背番号に無理やりなぞらえ、都市伝説に仕立て上げるファンも出始めている。
なお、コービーはこの試合でアキレス腱を断裂したにも関わらず、その直後に足をひきずりながら自力でフリースローラインまで歩き、2本のフリースローを沈めた。この不屈の精神が“マンバ・メンタリティ”と称賛され、テイタムをはじめとした現代のNBAスター達に受け継がれている。
テイタムが“マンバ・メンタリティ”を発揮し、再びコートの上で活躍する姿を期待して、早期回復を願うばかりだ。