<大相撲五月場所>◇六日目◇16日◇東京・両国国技館【映像】「横顔きれい」大横綱の血を継ぐ15歳の新人力士 史上初めて幕内優勝10回を達成した大横綱の血を引く新人力士が、大迫力の勝利で館内を沸かせた。体重が倍近く重い相手を豪快に転がした一番…

<大相撲五月場所>◇六日目◇16日◇東京・両国国技館

【映像】「横顔きれい」“大横綱”の血を継ぐ15歳の新人力士

 史上初めて幕内優勝10回を達成した“大横綱の血を引く”新人力士が、大迫力の勝利で館内を沸かせた。体重が倍近く重い相手を豪快に転がした一番に「何者?強くなりそう」「横顔きれい」とファンが盛り上がった。

 注目を集めたのは、序ノ口十三枚目・山野邊(出羽海)。今場所序ノ口デビューを果たした山野邊は、第31代横綱・常ノ花の玄孫(やしゃご)だ。常ノ花は大正末期から昭和初期にかけて活躍した力士で、史上初の幕内優勝10回に達したことでも知られる大横綱。引退後は年寄・藤島(のちに出羽海)を襲名し、力士出身としては初の日本相撲協会理事長にも就任、戦後の角界の礎を築いた人物でもある。

 そんな大横綱の血を引く山野邊は、平成22年(2010年)生まれの15歳。身長168センチ・体重77キロとまだ小柄ながら、三日目の2番相撲では見事に勝利を挙げていた。得意技は肩透かしで、同技を“伝家の宝刀”として持つ前頭九枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)の取組を研究しているのだという。

 3番相撲となった六日目の取組では、序ノ口十四枚目・里松永(西岩)と対決。身長171センチ・体重131キロと倍近く重たい相手だったが、立ち合い正面から当たって右を差した山野邊は、素早く肩透かしに出ると、左の前みつを掴んで果敢な攻めを展開。相手の重たい突っ張りにも動じず、攻め続けて見事に勝利した。山野邊が突き落としで里松永を転がすと館内はどよめき、大きな拍手が沸き起こった。山野邊は白星先行となる2勝目。敗れた里松永は2敗目を喫した。

 山野邊が豪快に勝利すると、ABEMAの視聴者も「何者?強くなりそう」「センスあるな」「攻め手が多い」と仰天。「小さいのに強い、炎鵬二世」「康誠枠」「康誠との対戦が見てみたい」と他の小兵力士を連想したファンも相次いだほか、なかには「横顔きれい」と山野邊の端正な顔立ちに魅了される声も寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)