5月16日(現地時間15日、日付は以下同)にホームのボール・アリーナで迎えた「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファ…

 5月16日(現地時間15日、日付は以下同)にホームのボール・アリーナで迎えた「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第6戦。2勝3敗で追い込まれたデンバー・ナゲッツは、オクラホマシティ・サンダー相手に119-107で制し、3勝3敗で逆王手をかけた。

 ナゲッツはジャマール・マレーの出場ステータスがクエスチョナブル(Questionable=不確か)と報じられるも先発出場。試合後に欠場する可能性があったか聞かれたエースガードは「絶対にない」と返答し、両チーム最長の42分20秒プレーして25得点8リバウンド7アシストと活躍。

 この試合では大黒柱のニコラ・ヨキッチが29得点14リバウンド8アシスト2スティール、クリスチャン・ブラウンが23得点11リバウンド5アシスト3スティール、マイケル・ポーターJr.が10得点4リバウンドを残したのだが、後半で61-46とサンダーを上回ることができたのはジュリアン・ストローサーのステップアップだった。

 キャリア2年目のシューティングガードは、ロサンゼルス・クリッパーズとのファーストラウンド7戦のうち出場3試合で計3得点、サンダーとのカンファレンス準決勝でも5戦を終えて4試合に出場したものの、計14得点にとどまっていた。

 ところが、この第6戦では後半だけで3本の3ポイントシュートをノーミスでリングに沈め、計15得点に2リバウンドと見事な援護射撃を見せて勝利に貢献。

 これにはアーロン・ゴードンも「ジュリアンの働きがすごく大きかった。重要なショットをいくつも決めてくれた。相手(サンダー)のゲームプランにあったとは思えないね」と称えていた。

 一方のサンダーは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーがゲームハイの32得点に6アシスト、チェット・ホルムグレンが19得点11リバウンドを残したほか、3選手が10得点を記録し、ジェイレン・ウィリアムズが6得点7リバウンド10アシスト3スティールをマークするもシリーズ決着はならず。

 シリーズ最終戦は19日にサンダーのホーム、ペイコム・センターで開催される。3勝3敗で並んだサンダーとナゲッツの勝者が、ミネソタ・ティンバーウルブズとのカンファレンス・ファイナルへと駒を進めるだけに“ゲーム7”は大きな注目を浴びるに違いない。

【動画】第6戦で計54得点を奪ったナゲッツが誇る2枚看板のハイライト!