2025年春季の関東地区高校野球大会(茨城)は17日に開幕を迎える。18日にかけて、1、2回戦を行い、19日、20日で準々決勝。24日、25日で準決勝、決勝が予定されている。 17日に予定されているのは次の対戦カード。★1回戦藤代(茨城3位…

2025年春季の関東地区高校野球大会(茨城)は17日に開幕を迎える。18日にかけて、1、2回戦を行い、19日、20日で準々決勝。24日、25日で準決勝、決勝が予定されている。

 17日に予定されているのは次の対戦カード。

★1回戦
藤代(茨城3位)-帝京三(山梨2位)

★2回戦
佐野日大(栃木1位)-習志野(千葉2位)
東亜学園(東京1位)-桐生第一(群馬2位)
健大高崎(群馬1位)-東海大菅生(東京2位)
専大松戸(千葉1位)-境(茨城2位)

 楽しみなのは健大高崎と東海大菅生の対戦だろう。ともに好投手を擁し、全国でもトップレベルの投手陣を誇っている。

 健大高崎には今センバツで最速155キロをマークした右腕・石垣 元気投手(3年)が君臨するとともに、左のエース・下重 賢慎投手(3年)もいる。こちらは最速145キロの直球に、ツーシームやフォークボールなど多彩な変化球も武器にしている。センバツでの4強入りは下重の存在なしでは語れなかった。

 一方、東海大菅生も投手層の厚さでは引けを取らない。左の本格派、最速142キロのプロ注目・上原 慎之輔投手(3年)と、最速146キロ右腕・藤平 寛己投手(3年)に、最速148キロ右腕の川崎 稜太投手(3年)がいる。

 上原は1年秋の東京都1次予選で、多摩大聖ケ丘を相手に、6回参考ながら完全試合を達成。それも公式戦初登板での快挙に、スター性を感じる。高卒プロを希望して成長中で、この関東大会での強豪相手にどんな投球を見せるのか注目される。

 夏の大会へ向けてチーム力を高めることはもちろんだが、選手個人でもレベルアップできるのが、この地区大会の特徴でもある。この大会を通じて、夏の主役へと躍り出す選手も現れるかもしれない。