【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 0-2 柏レイソル(5月14日/日産スタジアム)【映像】シャツを引っ張る→危険タックルの一部始終 柏レイソルのFW細谷真大が、横浜F・マリノスのDF諏訪間幸成に後ろから強くユニホームを引っ張られながら…

【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス 0-2 柏レイソル(5月14日/日産スタジアム)

【映像】シャツを引っ張る→危険タックルの一部始終

 柏レイソルのFW細谷真大が、横浜F・マリノスのDF諏訪間幸成に後ろから強くユニホームを引っ張られながら足を引っかけられて倒された。危険なプレーにもかかわらず警告なしとなり、判定の基準にファンが驚きを隠せない様子だった。

 柏と横浜FMは5月14日に延期分のJ1リーグ第14節で対戦。問題のシーンは67分のことだ。1点リードの柏が自陣の低い位置でパスを回して横浜FMを揺さぶる中、ピッチ中央で事件が発生する。

 センターサークル付近に縦パスをもらった柏の細谷は、横浜FMの諏訪間の密着マークを受けていたが、鋭いターンでかわそうとする。ファーストタッチで剥がすことに成功しかけた次の瞬間だった。諏訪間に後ろから強くユニホームを引っ張られた。それでも細谷は強靭な体幹を発揮して踏ん張り、振り解こうとする。すると、後ろからのスライディングで足を引っかけられて倒されたのだ。

 両者が交錯してこぼれたボールをFW垣田裕暉が拾ったことで柏の攻撃が続いたため、主審はアドバンテージを取って試合を続行させた。しかし、細谷は倒れたまま動けなくなるほどダメージを負っており、それを確認した主審が笛を吹いてやっとプレーが中断した。柏の選手がプレーの危険性を主張する中、主審は諏訪間に歩み寄って注意するのみ。イエローカードは出なかった。

 このシーンについてはファンもSNSで反応。「細谷に対しての諏訪間のファウルなんでカード出ないの?怪我する可能性もある危ない」「痛そう」「あのファウルはとってあげないと」「諏訪間怖いすぐタックルする」「荒すぎだろ」「諏訪間のプレー危なすぎる」「細谷へのもそうだけど結構ダーティなファールするなあ」「細谷大丈夫か?」「体強いやつに何してもいい雰囲気あるよな」「えっ?これがノーファウル?」などとコメントしている。

 JFA審判委員会は今シーズンのテーマに「試合の魅力を高めるゲームコントロール」を掲げ、その一環として「アクチュアル・プレーイングタイム(インプレー時間)」の増加を促している。だが、ファウルやイエローカードは危険なプレーを咎め、選手たちの安全性を担保する効果もある。ファンも「アドバンテージで流すのはいいけど、イエローでないの?」と驚き、判定に疑問を抱いていた。

 試合は柏が90+1分に追加点を挙げて2ー0で勝利(11戦無敗の4連勝)して2位の座を堅持。一方の横浜FMは5連敗で最下位のままとなった。なお、諏訪間は73分にスライディングで垣田を倒してイエローカードを受けている。

(ABEMA de DAZN/Jリーグ)