茨城県は今年10月、県北地域を舞台に120キロのサイクリングと59キロのトレイルランを組み合わせた「国内唯一無二の過酷なサバイバルレース」を開催する。大井川和彦知事が14日の定例会見で発表し、「奥久慈エリアの風景や豊富な食などの魅力を楽し…
茨城県は今年10月、県北地域を舞台に120キロのサイクリングと59キロのトレイルランを組み合わせた「国内唯一無二の過酷なサバイバルレース」を開催する。大井川和彦知事が14日の定例会見で発表し、「奥久慈エリアの風景や豊富な食などの魅力を楽しむきっかけにしてほしい」と参加を呼びかけた。
「Okukuji『X(クロス)』」と銘打ち、800人程度の参加を想定。1日目(10月18日)は自転車競技で、水戸市や城里町などの里山を走る「奥久慈里山ヒルクライムルート」の一部(120キロ)を走る。コース終盤には、県内最高峰の八溝山(やみぞさん)(大子町)でタイムトライアルを実施する。平均勾配9%超の急坂8キロを走破する「国内屈指の激坂」という。
2日目(同19日)は、袋田の滝(大子町)をスタート・ゴールに、「常陸国ロングトレイル」のなかでも過酷な59キロ部分を走る。勾配の連続で「国内屈指の難コース」とされている。
大井川知事は会見で「茨城県が誇る二つのルートを組み合わせた極めて過酷なレースは海外でも話題になると期待している」と述べた。開催費用は総額3750万円で、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用する。(羽賀和紀)