シュワーバーは30HR以上が6度…今季14号はメジャー1位タイ メジャーリーグはシーズ開幕から約1か月半が経過。かなり気は早いが、米メディアではオフのFA市場についてたびたび話題に上がる。ブラディミール・ゲレーロJr.内野手が注目FAの一人…
シュワーバーは30HR以上が6度…今季14号はメジャー1位タイ
メジャーリーグはシーズ開幕から約1か月半が経過。かなり気は早いが、米メディアではオフのFA市場についてたびたび話題に上がる。ブラディミール・ゲレーロJr.内野手が注目FAの一人だったが、ブルージェイズと契約延長し、“BIG2”で残るはカブスのカイル・タッカー外野手。それでも、存在感を発揮しているのがフィリーズのカイル・シュワーバー外野手だろう。
今季がメジャー11年目の32歳。50試合以上出場したシーズンでは、打率.220以下が4度もある一方で2022年に46本塁打でタイトルを獲得するなど、30本塁打以上も6回記録。三振も多いが四球も抜群に多く、ある意味で“とんがった”選手でもある。2023年には打率1割台ながら1番に座り、打率.197、47本塁打でシーズンを終え、史上初となる「打率1割台&40本塁打」の珍記録を樹立して日本でも話題になった。
今季は41試合に出場し、いつになく高打率の.268をマーク。持ち味の長打力は健在で、11日(日本時間12日)の敵地ガーディアンズ戦で2本塁打を放ち、メジャートップの14号とした。今季で4年7900万ドル(約115億円)の契約が終了し、再びFA市場に出る可能性が高い。一方で、MVP2回を誇る同僚のブライス・ハーパー内野手は「彼はどこにも行ってほしくない」と残留を熱望している。
ハーパーはMLB公式サイトの取材に対し「(シュワーバー)がクラブハウスにいないと奇妙に感じるだろう。彼はいいリーダーであり、いい人なんだ。間違いなくチームの中心人物になれる選手。(FAになれば)市場の目玉商品になるだろうから、大金を稼ぐだろう。本塁打が打てるし、チームメートに好かれ、リーダーシップもあるからね。だから(FAに)ならないことを祈っているよ。今後数年間、活躍できる選手だからね」と大絶賛。「どこにも行ってほしくない。でも(他球団からも)求められることはいいことだ。(FAに)ならないことを祈っている」とし、契約延長を懇願した。
また、ハーパーはシュワーバーの存在感を、ドジャース・大谷翔平投手になぞらえる。「シリーズが(始まる前に)どこのチームも警戒するべき選手を挙げると思う。私たちもやる。ブレーブスと対戦すればアクーニャJr.、ドジャースであればショウヘイ・オオタニにやられたら駄目だ。ヤンキースだったらジャッジだね」とし、“チームの顔”にもあたるとした。果たしてFA注目の大砲の去就はどうなるか。まずは今季の成績にも期待したい。(Full-Count編集部)