【ラ・リーガ】ソシエダ0-1セルタ(日本時間5月14日/アノエタ)【映像】久保建英、3人ぶっちぎり突破→ファウルに怒り ソシエダのMF久保建英が、鋭いドリブルで3人を突破した後にファウルを受けて激昂。持ち味を発揮しながらも感情を爆発させたシ…

【ラ・リーガ】ソシエダ0-1セルタ(日本時間5月14日/アノエタ)

【映像】久保建英、3人ぶっちぎり突破→ファウルに怒り

 ソシエダのMF久保建英が、鋭いドリブルで3人を突破した後にファウルを受けて激昂。持ち味を発揮しながらも感情を爆発させたシーンにファンが注目している。

 ソシエダはラ・リーガ第36節でセルタと対戦し、0ー1で敗戦。久保は8試合ぶりにフル出場したが、徹底マークに遭って仕事をさせてもらえず、イライラを募らせる試合となった。

 象徴的だったのが、75分のワンシーンだ。右サイドのタッチライン沿いでパスを受けた久保は、左足のインサイドでボールを細かく触りながら縦突破をフェイクにし、キレのある動きで内側に切れ込む。セルタのFWボルハ・イグレシアスとMFセルヒオ・カレイラの間を割り込むようにして2人を同時に突破した。

 ゴールに向かって斜めに突き進んでいく久保は、追走してくるカレイラを右手でブロックしながら、正面を塞いできたMFフラン・ベルトランを急加速で縦に抜き去る。相手3人をかわして約25mを持ち運ぶと、ペナルティーアーク付近でカレイラに後ろから倒された。

 ビッグチャンスになりそうな場面だっただけに、ファウルに久保は激昂。座り込んだまま両手で強くピッチを叩きつけ、不満を露わにした。

 実況の藤田崇寛氏が「倒れてファウル獲得です。怒っています、久保建英」と説明。ファンもSNSで「ぶっちぎったな」「やっとタケの良さが出た」「今のはさすが」とドリブルを褒めつつ、「今日ずっとイライラしてそう」「ついに切れたって感じ」「ソシエダはタケに依存しすぎだよ」など感情を爆発させた姿についてもコメントしている。

 ただ、試合全体で見れば久保が輝いたとは言えず、90+2分にも遅延行為をしたセルタに激昂して敵選手を突き飛ばして口論するなど、イライラを募らせた。スペイン紙『Mundo Deportivo』の個人寸評でも、「試合から消えていた。守備面で味方を助けなかったことで、イマノル監督に何度も叱責される。攻撃面では、本来は外側にいるべきところを内側に入りすぎていた」と低評価が下っている。

 ソシエダはこの日の敗戦で12位まで転落し、すでに欧州カップ戦の出場権獲得は絶望的。久保もラ・リーガだと11試合連続でゴールとアシストがない状況だ。今季の残り2試合でチームとしても個人としても意地を見せられるか。注目される。

(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)