メインストレートで3台が横一線──。この日最も重いウエイトハンデを背負った激重スープラが圧巻のドラテクでバトルを制した。【映像】激重スープラが一瞬で抜け出す圧巻シーン 5月4日、「3時間レース」フォーマットのもと、富士スピードウェイで開催…

 メインストレートで3台が横一線──。この日最も重いウエイトハンデを背負った“激重スープラ”が圧巻のドラテクでバトルを制した。

【映像】激重スープラが一瞬で抜け出す圧巻シーン

 5月4日、「3時間レース」フォーマットのもと、富士スピードウェイで開催されたスーパーGT 第2戦決勝。5月9日放送の『笑って学べる!超GTぱーてぃ』では、GT500クラスで繰り広げられたこの大迫力バトルがピックアップされた。

 スタート直後からバトルを繰り広げていた、TGR TEAM au TOM’S(#1 au TOM'S GR Supra)とTGR TEAM Deloitte TOM’S(#37 Deloitte TOM'S GR Supra)。40kgもの激重ハンデを抱える1号車だったが、坪井翔の巧みなハンドリングでしぶとく食らいつき、2周目直前のパナソニックコーナー(最終コーナー)でついに37号車をオーバーテイクする。

 しかし、約1.4kmのメインストレートではその重量差が響き、37号車が追いついてサイドバイサイド。さらに後方からはTGR TEAM ENEOS ROOKIE(#14 ENEOS X PRIME GR Supra)がスリップストリームを使い猛追し、3台が横一線でバトルを展開する圧巻の光景が広がった

 お互いがこのメインストレートでオーバーテイクすることは叶わず、勝負の行方はTGRコーナー(第1コーナー)のブレーキングに委ねられた。300km/hに迫る超高速バトルの末、37号車と14号車はオーバーラン。一方、1号車は坪井の冷静かつ正確なブレーキングで重さを感じさせない見事なコーナリングを披露し、見事に7位争いを制した。

 視聴者もコメント欄で「前のクルマちかっ」「なんでauってこんなに速いん?もう常に40キロ積んどけば良いのに」「異次元すぎる」「しかも坪井はこのあとタイヤを温存…」と昨シーズン王者auスープラの安定した強さに驚きの声を上げた。

 なお、1号車は、この日ポール・トゥ・ウィンを飾ったTGR TEAM KeePer CERUMO(#38 CERUMO GR Supra)こそ捉えられなかったものの、2位でフィニッシュ。開幕2戦を1位2位で終え、ドライバーズランキング・チームランキング共にダントツとも言えるポイントで堂々とトップの座を堅持している。

(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)