カルロ・アンチェロッティ監督が13日、今季限りでのレアル・マドリー退団を認めた。14日に行われるラ・リーガ第36節マジョルカ戦の前日会見で明かした。 前節ラ・リーガでのエル・クラシコに敗れ、今季無冠が決定的なマドリー。レバークーゼン退団が決…

カルロ・アンチェロッティ監督が13日、今季限りでのレアル・マドリー退団を認めた。14日に行われるラ・リーガ第36節マジョルカ戦の前日会見で明かした。

前節ラ・リーガでのエル・クラシコに敗れ、今季無冠が決定的なマドリー。レバークーゼン退団が決定しているシャビ・アロンソ監督の就任が確実視される中、来季までマドリーとの契約を残していたアンチェロッティ監督だが、「5月26日までマドリーの監督だ」と話し、今季限りでの退任を明かした。また、ブラジル代表監督就任も同時に認めている。

「マドリーにとって適切な時期が来れば声明を発表するだろう。その点に問題はない。(ブラジル代表監督就任は)大きな挑戦だが、5月26日までマドリーの監督だ。この素晴らしい冒険の最終段階をうまく締めくくりたい。クラブ、ファン、選手たちへの敬意から、私はマドリーの仕事に完全に集中している」

「サッカーは人生と同じように始まりと終わりがある冒険だ。マドリーに来たら、いつか終わりが来ることがわかっている。良い形で終わりたい。それが私がプロとして望むことだ。マドリーの監督を永遠に続けることはできない。クラブには新たな刺激が必要だったのかもしれない、人生にはよくあることだし、ドラマチックである必要はない。変化の時が来たのかもしれない。それだけだ。ここで終わるのは双方の決定だ」

そしてマドリーとバイエルンで指揮官、選手の関係だった教え子のシャビ・アロンソ監督に対しては「大きな愛情を抱いている。彼に与えられるアドバイスはあまりない。将来、偉大な監督になるための素質を全て備えているからだ」と太鼓判を押した。