ホーナー代表が責任を問われることになるか(C)Getty Images レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表が、次戦の結果如何により解任される可能性があると、欧州メディアが報じている。 英紙『METORO』が現地時間5月12日、公式サ…
ホーナー代表が責任を問われることになるか(C)Getty Images
レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表が、次戦の結果如何により解任される可能性があると、欧州メディアが報じている。
英紙『METORO』が現地時間5月12日、公式サイト上でホーナー代表の去就に関するトピックを掲載。同メディアによると、今季レッドブルがライバルチームに大きく後れをとっていることなどを理由に、ホーナー代表の解任が検討されているという。
【動画】曲がり切れずにマシンが大破 危ない角田裕毅のクラッシュシーン
トピックでは、「(レッドブルは)2025年シーズンは順調とは言いがたく、ここまでの6戦中5戦をマクラーレンが制し、タイトル争いはオスカー・ピアストリとランド・ノリスの一騎打ちになる様相を呈している」とここまでのレース内容を振り返っており、さらに、「フェルスタッペンは日本GPで勝利したものの、RB21の操縦性に関しては不満を公言しており、彼のマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンはバーレーンでの不振に激怒していた」と説明。昨季後半以降から新シーズンを迎えても、好転しないチーム状況を評している。
チームは今季、5年連続王者を目指すマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、開幕からリアム・ローソンがドライブするも、日本GP直前に角田裕毅との交代に踏み切っている。トピックでは昨季から目まぐるしく入れ替わるドライバー人事についても言及。「ホーナーは、セルジオ・ペレスを解雇しリアム・ローソンを起用するという決断を支持したが、この判断は完全に裏目に出た。ローソンはわずか2戦で再びシートを失い、代わって起用されたユウキ・ツノダも目立った結果は残せていない」と指摘する。
他にも、「レッドブルのオーナー陣は以前からホーナーに対して意見が分かれていた」とした上で、「エミリア・ロマーニャGPでのパフォーマンス次第では、来週にも決断が下される可能性があるという」と綴っている。
トピック内では、「ホーナーの後任」として、前アルピーヌ代表のオリバー・オークス氏、元アルファタウリ代表のフランツ・トスト氏と2人の名前も記されている。
昨年は主要スタッフの離脱や、コンストラクターズ王座からの陥落など、ネガティブな話題も多かったレッドブル。今季も状況が改善せず不振が続くようであれば、チーム代表の交代もやむを得ないのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】苦境が続くローソンは「レッドブルから見限られる」 ハジャーを上回ったのは一度だけ リンドブラッド昇格の話も
【関連記事】角田裕毅やローソンより「チェコの方が上」 往年の世界王者がレッドブルの体制に私見 フェルスタッペンは「自分のルールを作ってしまう」
【関連記事】「今のままではダメだ」元トロロッソ名手が角田裕毅の抱える“エースとの差”を糾弾「相棒からコンマ9秒も遅れて許されるのか」