昨季11勝、防御率1.96で新人王受賞 昨季の新人王、パイレーツのポール・スキーンズ投手が13日(日本時間14日)、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場することが決まった。米国代表の公式X(旧ツイッター)が発表した…

昨季11勝、防御率1.96で新人王受賞

 昨季の新人王、パイレーツのポール・スキーンズ投手が13日(日本時間14日)、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場することが決まった。米国代表の公式X(旧ツイッター)が発表した。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」に米国代表のマーク・デローサ監督が出演。「父がいつも言ってたんだ。『ゲームはマウンドで始まり、マウンドで終わる』って」と切り出し、“エース”を誰に託すかを思案した結果、「優勝を決める試合で彼にボールを託したいし、彼が望むならどんな試合でも投げさせたいんだ!」と熱弁。そして、スキーンズがスタジオに登場した。

 デローサ監督はスキーンズに電話したことを明かし、「ポール、ドリームチームを作ろうとしてる。もし僕がそのチームを作るなら、君は先発ローテーションに入ってる」と問うと、右腕からは「アーメン」と即答されたという。

 スキーンズは「ファンとしてWBCを見ていたときから、『もしチャンスが来たら、絶対に断らない』って決めてたんだ」と出場理由を明かす。また、12歳の頃とルイジアナ州立大時代に米国代表に選ばれたことはあるものの、当時は優勝はできず「何より覚えていることは金メダルを獲れなかったこと。今回はそのリベンジだよ」。目に闘志を燃やした。

 スキーンズは2023年ドラフト全体1位指名でパイレーツ入りし、昨季メジャーデビュー。23試合登板で11勝3敗、防御率1.96の成績で新人王を獲得した。今季は開幕前からサイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられ、ここまで9試合登板で3勝4敗、防御率2.63の成績を残している。

 2大会ぶりの世界一を目指す米国代表は、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)のキャプテンとしての出場が決まっている。スキーンズはエースとして活躍が期待される。2大会連続制覇を目指す侍ジャパンには難敵となりそうだ。(Full-Count編集部)