レアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴ・ゴエス(24)が厳しいシーズン最終盤を過ごしている。 直近2シーズンは右ウイングを主戦場にマドリーの前線で複数のタスクをこなし、ビッグマッチでの勝負強い活躍も光ったロドリゴ。今シーズンもここまで公…

レアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴ・ゴエス(24)が厳しいシーズン最終盤を過ごしている。

直近2シーズンは右ウイングを主戦場にマドリーの前線で複数のタスクをこなし、ビッグマッチでの勝負強い活躍も光ったロドリゴ。今シーズンもここまで公式戦50試合に出場し、13ゴール10アシストを記録している。

ただ、今年2月以降はリーグ戦13試合連続無得点に終わるなど深刻なスランプに陥ると、先日のコパ・デル・レイ決勝では前半のみの出場。前々節のセルタ戦は体調不良を理由にベンチ外、前節のエル・クラシコではベンチ入りもプレー機会はなく、得点が必要な状況でカルロ・アンチェロッティ監督が最後のカードとして切ったのは、プリメーラデビューとなったカンテラーノのFWビクトル・ムニョスだった。

ここ数カ月は前線の放出候補として名前が挙がり、去就が騒がしくなるなか、地元紙はロドリゴがバルセロナ戦で自身を起用しないように指揮官に伝えたとの憶測も報じられている。

さらに、14日にラ・リーガ第36節のマジョルカ戦を控えるなか、前日のトレーニングセッションで足を引きずりトレーニングを切り上げたブラジル代表FWは最終的に招集リストから外れることになった。

選手を巡る奇妙な状況が続くなか、改めてロドリゴの欠場理由やコンディションに関して質問を受けたアンチェロッティ監督はその噂を真っ向から否定。体調不良が欠場の原因だと主張した。

「ロドリゴは発熱があり、ベストなパフォーマンスを発揮できなかった。今日のトレーニングでは、足に違和感があったようだ。どこが原因かはわからないが、体調が良くなく、熱からなかなか回復できなかった。その後、この件について様々な憶測が飛び交った。誰もがロドリゴに特別な愛情を抱いているし、とりわけ私がそうだ」

また、選手が精神面で問題を抱えているのではないかとの質問に対しては「選手の調子が悪い時は、精神的にも良くない。自分の実力を発揮してチームに貢献したいと願うのは当然のことだ」と、あくまでパフォーマンスや体調不良の問題にすぎないと否定した。

アンチェロッティ監督としてはブラジル代表指揮官と選手の一人として今後も関係性が続くこともあり、大事にしたくないという印象もあるが、24歳を巡る状況はあまり芳しくないようだ。