阿部監督となって、すでに5件のトレードを成立させている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 球界内に衝…

阿部監督となって、すでに5件のトレードを成立させている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 球界内に衝撃が走った。

 巨人、ソフトバンクの両球団は12日、秋広優人、大江竜聖と砂川リチャードの2対1の交換トレードを発表した。

【動画】この豪快な打撃が見られるか、リチャードが巨人とのオープン戦でアーチをかけたシーン

 巨人は主砲の岡本和真を故障離脱で欠き、打線強化が求められていた。リチャードは開幕前の巨人とのオープン戦で2試合連続でアーチをかけていた。敵将として試合を見守る中で189センチ、118キロと恵まれた体格からなる、リチャードの右の大砲としての爆発力が印象に残った可能性もある。
 
 右の長距離砲を緊急補強し、チームに好循環を期待するも、果たしてこれで補強の手をゆるめるかといえば、未知数の部分もある。

 阿部政権下で成立したトレードはここまで5件。23年11月にソフトバンク相手にアダム・ウォーカーと高橋礼、泉圭輔との交換トレードを行ったのを皮切りに積極的に選手を動かしてきた経緯もある。

 早速、今季も交流戦を前に大型トレードを成立させたとあって、巨人の今後の補強方針に関してもネット上では「この勢いなら、まだまだありそう」「第2弾にも注目」「勝つための補強、やってほしい」と様々な声が飛んでいる。

 移籍が決まった3選手とも球団を通じて、ファンへ感謝の気持ちを示すとともに新天地での飛躍を誓った。

 近年は「選手を生かすためのトレード」が注目されている。各球団、補強ポイントも見えてきた中で、水面下の編成の動きもより活発化していきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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