女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は11日、ホームで大和シルフィードに5―1と快勝した。通算成績は4勝…
女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は11日、ホームで大和シルフィードに5―1と快勝した。通算成績は4勝2敗4引き分け(勝ち点16)で4位。18日に前半最終戦を迎えるが、目標の1部昇格にはまだ物足りない。後半戦に向け、格下相手の取りこぼしを防ぎつつ、上位との対戦で決定力を発揮できるかがカギになりそうだ。
11日、甲府市のJITリサイクルインクスタジアムで大和と対戦した山梨は、ここ5戦勝ちなしのうっぷんを晴らすような攻めを見せた。
前半36分、DF加村ななみのクロスにMF菅百花が頭で合わせ先制点。終了間際にもFW脇田紗弥が相手の裏に抜け出してゴールに流し込んだ。
後半はさらに攻勢を強め、この試合2点目の菅、MF三田幸望が立て続けに得点。1点を返されたが、30分にCKに合わせたDF五味小暖のヘディングシュートからのこぼれ球を、FW山本菜桜美が押し込んだ。
次節は18日、アウェーでディアヴォロッソ広島と対戦する。
山梨は今季、なでしこリーグ1部昇格(2部優勝で自動昇格、2位で入れ替え戦進出)を目指す。
田口友久監督は、優勝に必要な勝ち点をシーズン全22試合で46とみていた。平均ペースで前半戦に勝ち点23が欲しいところだが、山梨が前半最終戦で勝利しても勝ち点は19まで。田口監督は原因として「決定力不足とセットプレーからの失点」をあげた。
確かに、勝利のなかった前節までの5試合で4得点しかできず、もどかしい展開が続いた。
だが今節、大和に大量得点で完勝したことで、山梨の選手たちは手応えをつかんだようだ。特に、主将の菅が公式戦初の複数得点を記録し、チームに勢いがつきそうだ。
さらに今節、けがで離脱していた守備の2枚の要、DF加村と源関清花が復帰した。田口監督も「心強い」と言うように、セットプレー対応を含めた守備力が強化された。
11日の第10節終了時点で山梨の上位に位置するのは、吉備国際大学Charme岡山高梁、バニーズ群馬FCホワイトスター、ヴィアティン三重レディースの3チーム。前半戦、岡山にはホームで競り負けたものの、群馬と三重には、アウェーで引き分けと勝利。後半戦では群馬と三重をホームで迎え撃つことになる。山梨は、これら上位チームとの対戦で五分以上の成績を収め、下位チームとの対戦で取りこぼしを防げれば、さらに上位をうかがうことができそうだ。(三宅範和)
■FCふじざくら山梨の戦績(第10節まで)
3月16日 A ○1―0三重
23日 H △1―1市原
30日 A ○3―1出雲
4月 6日 H ○1―0今治
13日 H ●1―2南葛
20日 A △1―1群馬
26日 A △0―0湘南
5月 3日 H ●0―1岡山
6日 A △2―2福島
11日 H ○5―1大和
※Aはアウェー、Hはホーム(三宅範和)