【ブンデスリーガ】ボーフム 1-4 マインツ(日本時間5月10日/ルールシュタディオン)【映像】ボールが止まった!?佐野海舟の「バックスピンパス」 マインツのMF佐野海舟がボール奪取からのスルーパスでチャンスの起点に。1人で局面を変えたプレ…
【ブンデスリーガ】ボーフム 1-4 マインツ(日本時間5月10日/ルールシュタディオン)
マインツのMF佐野海舟がボール奪取からのスルーパスでチャンスの起点に。1人で局面を変えたプレーに、ファンが興奮している。
日本時間5月10日にマインツはブンデスリーガ第33節でボーフムと対戦。アウェーながら4ー1で快勝し、8試合ぶりの勝点3を手にした。佐野は先発フル出場で勝利に貢献。中でも光ったプレーが、33分にワンシーンだ。
佐野は自陣ボックス手前でボーフムのMFイブラヒマ・シソコのヘディングでの縦パスに鋭く反応。細かなステップで俊敏性を発揮してインターセプトし、左足でのファーストタッチで前に持ち運ぶ。相手ブロックの穴を見つけ、そのままドリブルで進むと一旦スピードダウン。ゆったりとしたドリブルに切り替え、正面を塞いできたボーフムのDFティム・オールマンとの間合いを測りながらタイミングを伺い、右足アウトサイドキックで左斜め前方にスルーパスを繰り出した。
このパスにMFイ・ジェソンが左サイドから抜け出して反応するも、ボールの球足が少し長い。次の瞬間、パスがタッチライン際でピタリと止まる。ボールにバックスピンが掛かっていたのだ。これによりジェソンがスルーパスに間に合い、ダイレクトでアーリークロスを送った。DFとGKの間に流し込まれたボールは味方に合わなかったが、佐野のボール奪取からのスルーパスで一気に局面をひっくり返した。
解説・柱谷幸一氏は佐野のプレーに感嘆。インターセプト時には「ここですね」とこぼし、スルーパス時には「おぉ」という声を漏らした。ファンもSNSで「周り見えてるなー」「佐野のプレーがずっと素晴らしい」「奪うだけじゃないのが佐野のいいところ」「回収からのスルーパス!」「守備だけじゃなくて攻撃でもいいプレー」と心を躍らせていた。
入団1年目で全試合スタメンとマインツの主力となった佐野は、今節終了時点で走行距離がリーグ1位の382.7km、デュエル勝利がリーグ4位の362回、高強度走行がリーグ4位の2634回。ブンデスリーガ全体で見ても屈指のボランチとなっている。今シーズンは残り1試合で、マインツは最終節(日本時間5月17日)でレヴァークーゼンと激突。昨シーズン王者との試合で佐野がどんなプレーを見せるのか注目だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)