エンゼルスが大谷の二刀流を支えた事実は動かない(C)Getty Images 今季、メジャー8年目を迎えているドジャース…

 

エンゼルスが大谷の二刀流を支えた事実は動かない(C)Getty Images

 

 今季、メジャー8年目を迎えているドジャースの大谷翔平。すでにMLB史に名を刻むほどの多くの偉業を成し遂げている日本人スターについて、代理人を務めるネズ・バレロ氏が語った、興味深いコメントが伝えられている。

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 米メディア『Sports Illustrated』が現地時間5月10日、「ショウヘイ・オオタニは最初にエンゼルスと契約したことを後悔しているのか?代理人ネズ・バレロがその疑問に答える」と銘打ったトピックを配信した。これは今月、ロサンゼルスで開催されたカンファレンスイベント「Sportico’s Invest West」において、出席したバレロ氏が明かしたエピソードを紹介する内容となっている。

 2017年オフでの大谷のメジャー移籍に代理人として携わったバレロ氏は、最初の球団としてエンゼルスとの契約を結んだ当時を振り返り、「もしもう一度やり直せるとしても、まったく同じ道を選んでいただろう」と述べたという。

 さらに、エンゼルスでの初年度、ルーキーシーズンについて、バレロ氏は以下の様に回想している。

「当時、エンゼルスを選んだのは間違いではなかった。マイク・ソーシア監督をはじめとするチームの面々、そして球団全体の雰囲気が彼に合っていた。彼らはショウヘイにチャンスを与え、どんなときも支えてくれた。春(キャンプ)は厳しかったが、当時の彼にとって“ホーム”はまさにあそこだった」

 また、バレロ氏のコメントを伝える同メディアも、メジャーデビュー以降、肘の手術や『二刀流』での活躍など大谷が様々な経験を積むこととなったエンゼルス時代を、「オオタニにとってこの選択は正解だった」などと評価。続けて、「ドジャースのような注目度の高い球団ではなく、比較的プレッシャーの少ない環境で成長できたことで、彼はMLB史上まれに見る存在へと進化。エンゼルスでは2度のア・リーグMVPを受賞し、マイク・トラウトとのコンビでも注目を集めた」として、在籍6シーズンのパフォーマンスを称えている。

 その上で、大谷の足跡について、「2023年のFAではキャリアの仕上げをドジャースで迎える決断を下したが、それでもエンゼルスで過ごした日々は、ショウヘイ・オオタニという前例のない物語の中で、今後も重要な一章として語り継がれるだろう」とも綴っている。

 エンゼルス在籍時ではチームの低迷や2度の手術など、大谷にとって決して華々しい日々ばかりではなかった。それでも、バレロ氏の言葉の通り、“メジャーリーガー・大谷”のストーリーが紡がれ、選手として形作られていくための、欠かせない期間だったことも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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