プレミアリーグ第36節、マンチェスター・ユナイテッドvsウェストハムが11日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイ…

プレミアリーグ第36節、マンチェスター・ユナイテッドvsウェストハムが11日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのウェストハムが0-2で快勝した。

ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアスレティック・ビルバオをホームで4-1で撃破し、2戦合計7-1で4季ぶりのファイナル進出を果たしたユナイテッド。ただ、プレミアリーグでは2分け4敗の6戦未勝利の15位と低調なパフォーマンスが続いており、21日の大一番を前にそろそろ勝利を取り戻したいところ。

17位のウェストハムをホームで迎え撃った一戦ではアスレティック戦から先発6人を変更。守護神オナナやマグワイア、カゼミロ、ガルナチョらがスタメンを外れ、アマスやショー、アマド、マウントらが起用された。

右サイドのアマドの収まりの良さを活かしながら攻撃を仕掛けていくユナイテッド。開始4分にはペナルティアーク付近で横パスを受けたブルーノ・フェルナンデスが右足ダイレクトシュートを狙うが、これはクロスバーの上を越える。以降もブルーノやアマドがフィニッシュへ絡んでいくが、この序盤に取り切れない。

すると、徐々にハマーズがカウンターを起点に押し返していくと、前半半ば過ぎにゴールが生まれる。26分、波状攻撃から左のポケットに侵入したクドゥスがライン際をえぐって高速のグラウンダークロスを供給。これをファーに飛び込んだソウチェクが左足ワンタッチでゴールネットに流し込んだ。

一瞬の隙を突かれて失点する、ここ最近のリーグ戦のパターンを踏襲する形でビハインドを背負った赤い悪魔。ここから前に出始めると、ホイルンドに幾度かいい形でフィニッシュのチャンスが訪れたが、攻撃に厚みを出すことができず。集中したハマーズの守備にジャブを打つにとどまった。

アウェイチームの1点リードで折り返した後半。ユナイテッドにアクシデントが発生。足を痛めたヨロがプレー続行不可能となり、アモリム監督はこのタイミングでショーも下げてリンデロフ、マグワイアのスクランブル投入を余儀なくされた。

そんななか、前半同様にハマーズが先にゴールをこじ開ける。57分、相手陣内でのボール奪取からボックス左のワン=ビサカが冷静にグラウンダーで折り返すと、フリーのボーウェンが左足ダイレクトで流し込んだ。

この失点後にユナイテッドはマウント、ウガルテを下げてドルグ、ガルナチョを同時投入。フレッシュなアタッカーを起点に押し込む展開に持ち込むと、セットプレーを軸に相手ゴールへ迫る。だが、身体を張ったハマーズの守備に苦戦。

後半半ばを過ぎてアマドのラストパスに抜け出したホイルンドがGKアレオラとの一対一、制空権を握ったマグワイアのセットプレーからのヘディングシュートでゴールに迫るも、相手の好守に阻まれてゴールが遠い。

この時間帯に1点も奪えなかった赤い悪魔は試合終盤にかけて攻撃がトーンダウン。3点目こそ与えなかったものの、停滞感漂う中でタイムアップの笛を聞いた。

この結果、ハマーズに9試合ぶりの白星を献上したユナイテッドはリーグ7戦未勝利となった。

マンチェスター・ユナイテッド 0-2 ウェストハム

【ウェストハム】

トマシュ・ソウチェク(前26)

ジャロッド・ボーウェン(後12)