10日、11日にかけて2024-25SOMPO WEリーグ第21節が行われた。 残り2節となった今シーズンのWEリーグ。…
10日、11日にかけて2024-25SOMPO WEリーグ第21節が行われた。
残り2節となった今シーズンのWEリーグ。日テレ・東京ヴェルディベレーザ、INAC神戸レオネッサ、三菱重工浦和レッズレディースの3チームによる熾烈な優勝争いが繰り広げられている。
【大宮Vvs東京NB】しっかりと勝利した東京NBが首位キープ
勝ち点45で首位に立つ日テレ・東京ヴェルディベレーザはアウェイで11位の大宮アルディージャVENTUSと対戦した。
試合は12分に大宮Vが先制。スルーパスに抜け出た井上綾香がグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ仲田歩夢がシュート。これはDFに当たり威力が弱まるも、齊藤夕眞が押し込み、大宮Vが先制する。
良い試合の入りを見せた大宮V。WEリーグ初優勝を目指す東京NBは硬さもありなかなか大宮Vの守備を崩せない。
大宮Vがリードして後半を迎えた中、東京NBが意地を見せることに。73分にボックス内で土方麻椰が倒されてPKを獲得すると、土方がしっかりと決めて同点に追いつくと、その1分後の74分には右サイドのスペースに土方が抜け出すと、クロスをボックス内で受けた氏原里穂菜が反転シュート。左ポストに当てながらも決めて逆転に成功。1-2で逆転勝利を収め、首位で最終節を迎えた。
【I神戸vsマイ仙台】I神戸が圧勝で2度目の優勝に望み
勝ち点45で東京NBと並ぶI神戸は、ホームに最下位に沈むマイナビ仙台レディースと対戦した。
勝って最終節まで可能性を残したいI神戸は攻撃陣が爆発。開始2分に土光真代があニアサイドを抜いて先制ゴールを決めると、17分には愛川陽菜がスルーパスを受けてしっかりと決め切り追加点。32分には成宮唯もゴールを決めて前半で3点をリードする。
後半に入ってもI神戸の攻撃陣は躍動。63分には愛川がボックス手前でパスを受けルト、そのままドリブルを仕掛けこの試合2点目。66分にはロングスローの流れから最後は水野蕗奈のシュートが決まり5点目。さらに85分には左からのクロスをカルラ・モレラがダイレクトで合わせて6-0と勝利を収めた。
【浦和vsN相模原】3連覇目指す浦和は痛恨のドロー
勝ち点44で3位の三菱受講浦和レッズレディースと10位のノジマステラ神奈川相模原の対戦となった。
3連覇のためには負けられない浦和。しかし13分、伊東珠梨がロングシュートを放つと、GK池田咲紀子はなんとか対応するもクロスバーに跳ね返りこぼれ球に。これを藤原加奈が詰めてN相模原が先制する。
さらに41分に今季限りで引退する南野亜里沙が倒されPKを獲得すると、自ら決めてN相模原がリードを2点に広げる。
まさかの2点ビハインドで後半を迎えた浦和。攻勢をかけていくがなかなかゴールが生まれず。それでも78分に左からのパスを角田楓佳がシュート。跳ね返りと櫻井まどかが蹴り込んで1点さに。さらにアディショナルタイム5分には櫻井がミドルシュートを決めてなんとか追いつくことに成功する。
しかし、引き分けに終わってしまい勝ち点1を積み上げるにとどまり、東京NB、I神戸との勝ち点差が3に広がってしまい、3連覇は絶望的となった。
なお、17日に行われる最終節は、首位の東京NBはホームでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと、I神戸はアウェイでN相模原と対戦。東京NBの初優勝か、I神戸の3年ぶり2度目の優勝か注目が集まる。
◆2024-25 SOMPO WEリーグ第21節
AC長野パルセイロレディース 2-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-1 アルビレックス新潟レディース
三菱重工浦和レッズレディース 2-2 ノジマステラ神奈川相模原
大宮アルディージャVENTUS 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
INAC神戸レオネッサ 6-0 マイナビ仙台レディース
ちふれASエルフェン埼玉 1-0 サンフレッチェ広島レジーナ
◆SOMPO WEリーグ 順位表
1位:日テレ・東京ベレーザ|勝ち点48/+31
2位:INAC神戸レオネッサ|勝ち点48/+27
3位:三菱重工浦和レッズレディース|勝ち点45/+19
4位:アルビレックス新潟レディース|勝ち点39/+10
5位:サンフレッチェ広島レジーナ|勝ち点36/+12
6位:ちふれASエルフェン埼玉|勝ち点29/0
7位:セレッソ大阪ヤンマーレディース|勝ち点23/-3
8位:AC長野パルセイロ・レディース|勝ち点21/-15
9位:ジェフ千葉レディース|勝ち点20/-12
10位:ノジマステラ神奈川相模原|勝ち点18/-10
11位:大宮アルディージャVENTUS|勝ち点15/-22
12位:マイナビ仙台レディース|勝ち点9/-37