【MLB】ダイヤモンドバックス 11－14 ドジャース（5月9日・日本時間10日／アリゾナ）【映像】監督“激昂”の問題シーン…困惑する大谷 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でダイヤモンドバックス…
【MLB】ダイヤモンドバックス 11－14 ドジャース（5月9日・日本時間10日／アリゾナ）
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でダイヤモンドバックス戦に先発出場。5回の第4打席で、敵軍監督が味方投手に激昂し、大谷が困惑する場面が見られた。
敵地のチェイス・フィールドで行われたこの日の試合は、序盤から両チームの長打が入り乱れる乱打戦に。1回表にドジャースが1点を先制するも、ダイヤモンドバックスが2本塁打ですぐに逆転。2回表にキケ・ヘルナンデス内野手の本塁打と大谷の2打席連続二塁打で同点に追いつくと、3回表は3番のスミス捕手の四球を皮切りにフリーマン内野手、パヘス外野手、キケの3連打とエラーが絡んで一挙5得点。3−8と試合を一気にひっくり返した。
問題の場面は5回表、大谷の第4打席だった。マウンドにはダイヤモンドバックス2番手のクリスチャン・メイが3回表から上がり、ルーキー投手ながら強力ドジャース打線を抑えていた。
しかし、2死ランナーなしの場面で、ルーキー投手にとって大谷との初対戦は緊張したのかなかなか初球を投じない。途中で大谷が主審を見て「大丈夫？」というような仕草を見せ、捕手のモレノも左手を振りながら「早く投げろ」の合図をする。ところが、あえなくタイムアップとなり、メイがピッチクロックバイオレーションを取られてしまった。
このプレーに激昂したのが、敵将のロブロ監督だ。ベンチから身を乗り出したロブロ監督は声を荒げ、中継の実況でも「ブザーを持っているのかって彼は怒っていましたよ」と指揮官の声を代弁するように言及された。異様な空気感に大谷も一度バッターボックスから離れ、少し困惑した表情を見せていた。
ブザーとは投手と捕手間でサインの伝達に使われる電子機器（ピッチコム）のことで、ロブロ監督はメイが付けていないと思っていたのかもしれない。ブザーを装着しているかどうかの真偽は不明だが、ルーキーで初対戦となる大谷にメイは緊張していたのかもしれない。MLB屈指のスーパースターと対戦するルーキーならではの面白い場面だった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
