「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、杉田祐一(三菱電機)と第10シードのサム・クエリー(アメリカ)が対戦。杉田は3-6、2-6のストレートで敗れ、1回戦敗退となった。…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、杉田祐一(三菱電機)と第10シードのサム・クエリー(アメリカ)が対戦。杉田は3-6、2-6のストレートで敗れ、1回戦敗退となった。試合時間は52分だった。

杉田は先週の「楽天ジャパンオープン」でベスト8となり、自己最高を更新する世界ランキング36位になったばかり。一方のクエリーは「全米オープン」でベスト8に進出し、ランキングは現在17位。杉田にとっては1回戦から格上との対戦となった。ビッグサーバーのクエリーのサーブに杉田が対応できるか、そしていかに早いテンポでクエリーを動かせるかが鍵だ。◇   ◇   ◇

第1セット、試合はクエリーのペースで進む。杉田がなかなかクエリーの勢いのあるサーブに対応出来ないでいると、第6ゲームで杉田のストロークがアウトとなりブレークを許してしまう。

最後は得意のサーブでクエリーがエースを決め、杉田は3-6で第1セットを落とした。

第2セットでも、杉田はなかなか波に乗れない。長身ながらも小回りの聞いたフットワークに翻弄され、杉田は第1ゲームからブレークを許してしまう。サービスゲームで自分のペースを作れるクエリーは余裕を持つとともに勢いづき、第3ゲームはラブゲームで杉田からさらにブレークを奪い、杉田にとっては苦しい展開に。

その後も杉田は最後までクエリーのサーブに対応できず、またクエリーもミスの少ない盤石なテニスを見せつけ、2-6で第2セットも落とし1回戦敗退が決まった。

尻上がりに調子を上げたクエリーに対し、杉田は1度もブレークポイントを得ることができず、上位ランキングの高い壁を痛感させられる試合となった。

勝利したクエリーは2回戦で、フランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」で1回戦敗退を喫した杉田祐一(楽天ジャパンオープンのときのもの)

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)