ロジャー・フェデラー(スイス)は「上海ロレックス・マスターズ」に出場する。いつもより少し早めに現地入りした彼は、中国で乗った地下鉄の体験や、この先の対戦について記者会見で語ったとATP公式サイトは報じている。フェデラーは中国での体験に関して…

ロジャー・フェデラー(スイス)は「上海ロレックス・マスターズ」に出場する。いつもより少し早めに現地入りした彼は、中国で乗った地下鉄の体験や、この先の対戦について記者会見で語ったとATP公式サイトは報じている。

フェデラーは中国での体験に関して「地下鉄に乗った体験は最高だった」と語った。

「スイスにいた若い頃、公共交通機関に乗って育ったんだ。路面電車とか電車とかバスに乗って毎日練習に行ったし、20歳くらいまでは、イタリアとか海外のトーナメントに行くのにも、電車をかなり利用してたよ。だから僕にとっては電車に乗るのって普通のことなんだ。トーナメントでは、今まで見たこともないようなものを目撃したんだ。地下鉄にはニューヨークにいるときも一度乗ってみたかったんだけど、結局出来ずじまいで終わっちゃったし、トーナメント期間に調整するのも難しかったからね。かっこいい車とかそういうのに乗るのもいい気分だけど、公共交通機関も最高だよね。」と久々の公共交通機関に興奮したようだった。

地下鉄に乗るなんてフェデラーっぽくない。そんなのは"庶民の毎日"すぎる。そう思うだろうか?しかし、36歳のフェデラーは、いついかなる時でもチャンスがあれば自分で運転することを好んでいる。

「僕がいつも車に乗ってるのは、自分の車を運転するのが大好きだからなんだ。正直にいうとね。」とフェデラーは述べた。「多分、だから運転するんだと思うよ。トーナメントの40%は自分で運転したかな?オーストラリア、インド、ウェルズ、マイアミ、シンシナティ、ベーゼル、まだ名前挙げられるね。たくさんのトーナメントがあるところだよ。シュトゥットガルトでは、全部自分の運転だったよ。好きなんだよ運転が。公共交通機関をいつも使う必要はもうなくなっちゃったけど、それでも時々、子供達と一緒に路面電車やバスや電車に、素早く飛び乗るんだよ。まぁ時々だけどね。スイスだと勝手が分かってるんだけど、他の国だと乗ったことないし、ルートも分からないし、どうしても車になっちゃうよね。」と語った。

世界ランキング2位のフェデラーは、世界ランキング4位、20歳の、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とセミファイナルで対決する可能性がある。この試合が実現すれば、彼らにとっては、モントリオールで行われ、ズベレフが勝利した「クーぺ・ロジャーズ」の再戦となるだろう。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」で記者会見にこたえるフェデラー

(Photo by Kevin Lee/Getty Images)