【MLB】ダイヤモンドバックス 5—3 ドジャース(5月8日・日本時間9日/アリゾナ) 【映像】大谷、“最深部に…
【MLB】ダイヤモンドバックス 5—3 ドジャース(5月8日・日本時間9日/アリゾナ)
「1番DH」で先発出場した大谷翔平投手が、2‐5と3点ビハインドで迎えた9回2死から今季第11号ホームランを記録。弾丸で突き刺した“意地の一振り”は、見た目以上の飛距離を叩き出す異例の一発となった。
ここ6戦4発と一気に量産体制に入った大谷だが、注目を集めたのがその飛距離。打球速度112.9マイル(約181.7キロ)、打球角度22度で飛び出した打球は敵地チェイス・フィールドの右中間最深部フェンスを超える飛距離426フィート(約129.8メートル)の特大弾だった。 チェイス・フィールドは両翼こそ約100.6メートルとメジャー30球場の中では平均的だが、センターまで約124.1メートルあり、外野フェンスが複雑な形状をしているため右中間最深部は実に125.9メートルと、メジャーの中でも「本塁打が出にくい球場」として知られている。
ちなみに日本のプロ野球で本拠地として使用されている球場でセンターまでの距離がもっとも遠いのは東京ドームやエスコン・フィールドなどの122メートル、右中間がもっとも広いのは甲子園球場で118メートル。この数字を見ても、チェイス・フィールドの規格外の広大さがわかるはずだ。
この試合でも3回表にドジャースのアウトマンが大飛球を放ちながらセンターフライに倒れたが、米データサイトのbaseball savantによると、全30球場中ドジャースタジアムを含めた21球場で本塁打となるはずの打球だったという。
チームメイトが本塁打を「1本損した」一方で、9回に大谷が放った今季11号は、「球場の広さなどお構いなし」と言わんばかりに右中間最深部へと突き刺さった。なお、チェイス・フィールドの右中間外野席には名物のプールがあり、大谷の打球がもう少し右中間寄りであれば自身初となる「プール・ショット」が実現するところだった。
今季も4月16日のロッキーズ戦で448フィート(約136.6メートル)の特大アーチを放つなど、メジャー屈指の飛距離を誇る大谷。今後もファンの度肝を抜く驚愕の一発を見せてくれそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)