プロ5年目で覚醒、最多勝に「野手の方、中継ぎの方に感謝したい」 ソフトバンクの東浜巨が、16勝で西武の菊池雄星とともに最…

プロ5年目で覚醒、最多勝に「野手の方、中継ぎの方に感謝したい」

 ソフトバンクの東浜巨が、16勝で西武の菊池雄星とともに最多勝利のタイトルを獲得した。東浜はプロ5年目で初の個人タイトル受賞となった。

 5年目の覚醒だ。開幕直後から和田毅、武田翔太という主力を欠く中で、東浜はまさにエース級の活躍を見せた。24試合に登板し、自らの背番号と同じ数字の勝ち星を積み上げた。初のタイトル獲得は「開幕当初は思ってもみなかった」という東浜。「こういう個人タイトルも、野手の方が多く点を取ってくれたり、ボクの後に投げる中継ぎの方がしっかりと抑えてくれたから取れたと思うのでまずはそこに感謝したい」と、いつもと変わらぬ謙虚さを見せた。

「まずはチームの優勝を目標に掲げて、個人の目標としては2桁(勝利)と規定投球回の2つを目標に掲げていた」という東浜は「それが3つともしっかりとクリアできたのでよかったと思うし、タイトルについては自分でもでき過ぎというか、自分でも怖いくらい」と語った。その上で、今シーズンを「一番は1年間ずっと先発で投げることができたのは自分でもプラスになると思うし、しっかりと働けた1年間だと思う」と振り返る。

東浜が語る来年以降の課題は…

 東浜は「タイトルを取れたことは100点満点だと思うが、16勝の内容を見てもボクがしっかり投げたという試合よりも味方に助けてもらって勝ちをつけてもらった感覚の方がある。トータルで見れば70点か80点くらい」と辛口の自己評価を下した。

 さらに「まだまだ体力的にも技術的にも足りていないところがある。完投数が少ない(2試合)ので、そこが来年以降の課題になってくる」とも語る。その言葉はエースとしての自覚の表れともいえるだろう。ただ、16勝5敗で11もの貯金をチームにもたらした功績は大きい。

 優勝決定後は腰の張りを訴えて心配されたが、9日のみやざきフェニックス・リーグで実戦に復帰し1イニングを無失点。「まずはCSで勝たないと日本シリーズはない。目の前の試合を1試合1試合、しっかりと勝ちにいく姿勢は変えずに戦っていきたい」と、ポストシーズンでのさらなる白星の積み重ねを狙う。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)