◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 初日(8日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇66…
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 初日(8日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6675yd(パー72)◇晴れ(観衆4572人)
大型連休後の平日でも、早朝のスタートでも、スタートの10番ティを多くのギャラリーが取り囲んだ。「幸せ者だな」。畑岡奈紗は7年ぶりとなる地元茨城での国内メジャー参戦にテンションを上げた。
そのスタートホールでボギー先行。セカンドを寄せが難しい右手前のガードバンカーに落とした。6日(火)の雨で軟らかくなったとはいえ、メジャー仕様の高速グリーン。気持ち手前にキャリーするショットの傾向から、明らかな警戒が見て取れた。
右ラフからのウェッジショットをピンに絡めた15番(パー5)あたりから、初日のコンディションに対して必要なキャリーとボールの転がりをしっかりと把握できていった印象。16番も3mほどのスライスラインを決めきって2連続バーディとした。
タップインのバーディとした3番の直後に「きょう一番大きかった」と胸を張るパーセーブに成功。グリーン左ラフからの3打目は、すぐ近くのバンカー内でスタンスをとることも考えたほど悩ましい状況だった。ピン方向にも構えられず、ある程度のパーパットが残ることは覚悟したパンチショット気味のアプローチから、しっかり左に曲がる3mをねじ込んで耐えた。
実家に眠っていたピンの「ケーデンス TR パイパー T」を引っ張り出し、センターシャフトが定番の畑岡としては珍しいクランクネックのパターを投入。「新たな気持ちで」と話すショートパットの課題克服への仕掛けは、ほかにもある。
左手にグローブをはめたままストロークをするようになったのは、前週の米ツアー「ブラックデザート選手権」から。同週はクロスハンドの握りを一度思い切って順手にもしてみたが、「試合中でもすぐにできる応急処置」としてマイナーチェンジに落ち着いた格好だ。「いまは変な症状が出るとしたら、左手が邪魔するんです」。ほんの“布1枚分”レベルでもフィーリングを変えることが、突破口になるかもしれないとうなずく。
3アンダー「69」で首位と3打差5位につける好発進。ジュニア時代から憧れた地元でのビッグタイトル獲得へ、向き合うテーマは一貫している。(茨城県つくばみらい市/亀山泰宏)