◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 事前(7日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇66…
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 事前(7日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6675yd(パー72)
4週前の「マスターズ」でロリー・マキロイ(北アイルランド)が達成したキャリアグランドスラム(生涯GS)。タイガー・ウッズ以来25年ぶり、史上6人目という大偉業が成し遂げられたことは記憶に新しい。
生涯GSとは、4つのメジャーを全て制覇すること。ただ、4大タイトルを有する国内女子ツアーでは、その呼称を用いていない。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)における「ソニー日本女子プロ選手権」「日本女子オープン」「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を含めた4大会の正式名称は「公式競技」となっている。
すでに日本女子プロ、日本女子オープン、リコーカップを勝ち、今週出場する不動裕理が優勝した場合も生涯GSではなく史上初の「公式競技4冠」になる(不動は公式競技になる前の2002、05年大会で優勝)。
08年から昇格したサロンパスカップはツアーで最も新しい公式競技という背景もあり、これまで10人いる3冠達成選手が最も多く勝てていない大会でもある(大迫たつ子、ト阿玉、森口祐子、不動、肥後かおり、テレサ・ルー、塩谷育代)。福嶋晃子と申ジエ(韓国)は日本女子オープン、諸見里しのぶはリコーカップのタイトルを持っていない。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)も、生涯GSの呼称は使用しないというのが公式見解。やはり前人未到の「日本プロ」「BMW日本ツアー選手権」「日本オープン」「日本シリーズJTカップ」を全て勝った選手は、「日本タイトル4冠」と呼ばれることになる。
5大メジャーとして行われる米女子ツアー(USLPGA)は、ある意味もっと“ややこしい”。昨年古江彩佳が優勝した「エビアン選手権」は2013年からメジャーに昇格。15年「全英リコー女子オープン」(現AIG女子オープン)で4つ目のメジャータイトルを手にした朴仁妃(韓国)が、エビアンをメジャー昇格前の12年に優勝しており、「私は女子ゴルフの全てのメジャーで勝ったと感じています」という本人のコメントとともに、ちょっとした議論の的になった。
USLPGAは5つのうち4つのメジャーを勝った選手を生涯GSとして認定することにしている。ルイーズ・サグス、ミッキー・ライト、パット・ブラッドリー、ジュリ・インクスター、カリー・ウェブ(オーストラリア)、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の6人に加え、朴もリストに名を連ねる。現役世代のプレーヤーではツェン・ヤニ(台湾)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、チョン・インジ(韓国)、リディア・コー(ニュージーランド)が3つのタイトルを保持して“王手”をかけている状態だ。
ちなみにウェブは2000年までメジャーとして開催されていた「デュモーリエクラシック」を99年に勝った後、01年からメジャーに昇格した全英女子で02年に優勝。5つのメジャータイトルをそろえた形となり、「スーパーGS」と呼ばれた。現行メジャーを網羅するスーパーGSは、まだ誰も達成していない。(茨城県つくばみらい市/亀山泰宏)