【MLB】ブレーブス 4—3 ドジャース(5月4日・日本時間5日/アトランタ)【映像】“彗星特急”が真価発揮!メジャー初…

【MLB】ブレーブス 4—3 ドジャース(5月4日・日本時間5日/アトランタ)

【映像】“彗星特急”が真価発揮!メジャー初盗塁の瞬間

 ドジャース期待の“彗星特急”が渾身の激走を見せた。メジャー昇格を果たしたキム・ヘソン内野手が、1点を追いかける9回に二盗を成功させた。絶対にアウトになれないプレッシャーがかかる状況で見せたMLB初盗塁に、ファンたちが驚愕した。

 ブレーブスとの3連戦最終戦は、スイープを阻止したいブレーブスが2つのホームランで4点をリード。対する8連勝がかかるドジャースも中盤に点差を詰めて、3ー4で9回の攻撃を迎えた。

 この回先頭のハペスが内野安打で出塁すると、ドジャースベンチが勝負に出る。一塁ランナーのパヘスに変わって、メジャーに昇格したばかりのキム・ヘソンがピンチランナーで登場した。3Aながらに13盗塁を記録している快速内野手は、スミスの打席で勝負に出る。カウント1ー1から3球目、外角低めにスライダーが投じられたタイミングでスタート。驚きの加速力からヘッドスライディングで、あっという間に二塁を陥れた。

 ABEMAで解説を務めた西岡剛氏も「この盗塁は大きい。よく走ったな、素晴らしいですよ、ナイスプレー。めちゃくちゃいいスタート」と大絶賛。ABEMAのコメント欄やSNSでも「ヘソンのナイスプレー」「ここでスタートできるのはハートが強い」「プレッシャーがかかる状況でMLB初盗塁」「素晴らしい!おめでとうございます!」「完璧なスタートだった」「ここでノーアウト二塁作れたのはでかいな」と大盛り上がりとなっている。

 キム・ヘソンの好走塁でチャンスを拡大したドジャースだったが、スミスは三振に倒れる。このタイミングでキム・ヘソンは三塁に進塁したが、続くロハスも三振に。あと1人ランナーが出れば大谷翔平投手まで打順が回る状況だったが、バーンズも空振り三振に倒れてゲームセットとなった。

 キム・ヘソンは昨季まで韓国プロ野球(KBO)を代表する二塁手として活躍。ポスティングを経て今季からドジャース入りしていた。開幕ロースターには入れなかったものの、右足首を負傷して離脱したエドマンに変わってメジャー昇格を決めていた。3Aでは打率.252、5本塁打、13盗塁を記録。韓国時代に“彗星特急”のニックネームで活躍した26歳が、ドジャースの新たな武器となりそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)