毎年ゴールデンウィーク明けになると、「やる気が出ない」「頭が重い」「なんだかイライラする」など、いわゆる“五月病”に関す…

毎年ゴールデンウィーク明けになると、「やる気が出ない」「頭が重い」「なんだかイライラする」など、いわゆる“五月病”に関する相談が増えるそうです。法人向けオンライン対人支援サービス「Smart相談室(スマートそうだんしつ)」にも、こうした声が多く寄せられています。

毎年話題になる五月病ですが、その背景には“働く環境”や“人間関係”といった要素が深く関係しています。

そこで今回は、「自分は大丈夫?」と気になったときにチェックできる、“五月病になりやすい5つのタイプ”と、それぞれに合ったセルフケア方法をご紹介します。

五月病になりやすい5つのタイプ

1.几帳面で真面目な人

与えられた仕事を全うしようと取り組むことは大切ですが、責任を強く感じすぎてしまうとストレスを溜めやすくなる傾向があります。

<どう対策すればいい?>
どんな仕事も自分一人で進められるものではないことを頭に留めておくと良いでしょう。自分で全部頑張ろうとせずに、時には上司や同僚に相談することも大切です。

2.NOが言えない人

仕事を任されたり急な飲み会のお誘いなど、断りにくい場面ってありますよね。さまざまなことを一気に引き受けると長時間労働に繋がり、疲労が回復できない状態が続いてしまいます。

<どう対策すればいい?>
依頼した相手の印象を悪くしないように、上手に断りましょう。たとえ苛立っても、無視や無言で席を立つなどの振る舞いは相手にとっても真意が分からずお互いにモヤモヤしてしまいます。

また、「私の仕事量を見てできないって分かりませんか?」とネガティブな反論をするのも相手を不快にさせるだけで逆効果に。

「今日はAとBで手一杯なので、明日でもよろしいでしょうか?」、「今日は疲れてしまったので来週末だといかがですか?」など、依頼を受けられない理由を具体的に伝えることが大切です。

「ありがとうございます」や「すみません」の一言があるとベターですね。

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3.完璧主義な人

物事を完璧に進めたい人は周囲に頼ることをせず、自分一人で抱え込んでしまいます。また少しのミスも許せないため、自責的な思考に囚われやすいという特徴があります。

<どう対策すればいい?>
上司や同僚など、仕事を進める方と一緒に時間制限や合格点を設定すると良いでしょう。

一人で完璧にやろうとすると結果的に時間がかかったり、最悪いつまでも仕事が終わらなかったり。「〇日までにここまでやる」など細かい設定をしておくと、社内全体で目標が分かりやすくなります。

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4.内向的な人

自分自身で物事を深く考えられるという長所でもありますが、困った時に誰かに相談するという手段を取りにくい面があります。

また繊細な心の持ち主であることも多く、はたから見れば些細なことでも必要以上に傷ついてしまうことがあります。

<どう対策すればいい?>
少し乱暴な言い方かもしれませんが、相手に期待しないことが一つ大事な点として挙げられます。

相手に対して常に理想の自分であろうとすると、些細な指摘や指導であっても「嫌われた」や「できない人間だと思われた」と必要以上に自分を責めてしまいます。

どんなに努力しても、相手次第で受け取り方はいかようにも変わります。他者をコントロールすることはできませんから、評価されよう、認められようと頑張らない方が十分健康です。

またカウンセリングを受けることで、自分自身の思考や捉え方のクセを知ることも良い手だと思います。

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5.環境の変化があった人

職場や生活全体に環境の変化があると、その状況に心身が慣れていない中でも日常生活を送らなくてはなりません。ふとした時に「意外と疲れてるのかも」と感じる瞬間があるでしょう。

<どう対策すればいい?>
就職や転職、昇進、結婚や出産、転勤などライフイベント(=人生において変化を伴う出来事)は、どんな人にもストレスを与えるものです。

離婚や死別などはもちろんのこと、結婚や昇進などのポジティブな出来事も、実はストレスの要因になると言われています。まずはご自身が疲れていることに気付くことが大切です。

活動記録表やコラム法など、自分で自分の状態をチェックする「セルフモニタリング」をしてみてください。また、身体が資本ですから睡眠や食事、運動などなるべく規則正しい生活を心掛けることも重要です。

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<Edit:編集部>