「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、予選から本戦出場のステファノス・チチパス (ギリシャ)とカレン・カチャノフ(ロシア)が対戦。チチパスが7-5、6-3で勝利した。試…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、予選から本戦出場のステファノス・チチパス (ギリシャ)とカレン・カチャノフ(ロシア)が対戦。チチパスが7-5、6-3で勝利した。試合時間は1時間14分。

両者の対戦は今回が初。19歳のチチパスは、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)らと共に「ネクスト・ジェネレーション」として期待をされる若手の一人。若さ溢れるパワフルなショットはもちろん、ルックスの良さも話題のひとつとなっている。対するカチャノフも21歳、ロシア期待の若手。2016年に中国・成都でツアー初タイトルを獲得。2016年シーズン3人目となる20歳以下のツアー優勝者となっていた。◇   ◇   ◇

試合は、若手らしい勢いのあるショットの応酬。二人の強烈なショットは、打った瞬間会場に大きな破裂音のような音が鳴り響いていた。

第1セットは両者とも非常にダイナミックなテニスで一歩も譲らず、キープキープの展開。ところがチチパス6-5で迎えた第12ゲーム、土壇場のところでチチパスが0-40とトリプルでのブレークチャンスを迎える。カチャノフも壮絶なラリーを制し食い下がるも、最後はチチパスが一歩上回り、最高のタイミングでサービスブレーク。第1セットを先取した。

第2セットに入っても、大事なところで勝負強さを見せるチチパスがやや優勢の展開。第4ゲームでチチパスが先にサービスブレーク。チチパスは前に詰めてからのボレーのドロップショットなど、力強さだけではなく上手さも見せ、カチャノフを揺さぶっていった。チチパスはそのままリードを守り切って勝利。結果的にはストレートでの2回戦進出となった。

試合後チチパスは観客席の方に寄り、集まった女性ファンたちへのサインに応じていた。

勝ったチチパスは2回戦で、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)対ジョン・イズナー(アメリカ)の勝者と対戦する。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」で2回戦に進出したチチパス(「成都オープン」の時のもの)

(Photo by Zhong Zhi/Getty Images)