◇米国女子◇ブラックデザート選手権 3日目(3日)◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629yd(パー72)…

ティショットが荒れて序盤にスコアを落とした

◇米国女子◇ブラックデザート選手権 3日目(3日)◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629yd(パー72)

午後1時40分のティオフ直前、コース上空が薄暗くなった。南から猛烈な勢いで向かってくる雨雲。1番で渋野日向子の1Wショットは大きく左に曲がった。2打目でグリーンを狙えずフェアウェイに出して3オン。8mのパーパットは3m近くショートした。ボギーパットの直前、突風に吹かれて2回、仕切り直しても結局3パット。ダブルボギー発進は痛恨だった。

2番のティショットは右に出てロストボールに

天候との悪い巡り合わせはこれで終わらない。続く2番、同伴競技者イ・ミヒャン(韓国)も時間をかけて1番でボギーパットを沈めたのをティで見ると、組のプレーペースを早めるべく自ら先にティショット。 1Wから3Wに持ち替えて放った第1打は右に曲がり、溶岩石の密集エリアに落ちてロストボールになった。

暫定球を選び4打目、左サイドの深いラフから懸命にかき出したときには、直前の嵐がウソのように晴れ間がのぞいた。花道からの5打目を寄せきれず2パットでトリプルボギー。「1番、2番が最も苦手なホール。余計にすごく焦ってしまった。本当に最悪なスタート」。2ホール連続イーグルでわかせた前日から一転、開始2ホールで5ストローク落とした。

チャンスではパットが決まらない

6番のバーディで盛り返した気持ちは、途端にダウンしてしまう。「その後も絶対にどうにかできたと思うんですけど、全ては7番のバーディパット」。パー5で短いチャンスを外してパーどまり。9番(パー5)もスコアを取り返せない。

中盤に穏やかになっていた風は、前日イーグル連発の13、14番近辺を回る頃にまた吹き荒れた。後半13番(パー5)、2打目を左サイドの深いラフに曲げ、強い左足下りのライからアプローチを強いられてボギー。14番は1Wショットを右サイドのネイティブエリアに打ち込み、必死にパーを拾うしかなかった。

1番ではギャラリーに笑顔を見せていたが

今季ベスト「65」をマークした翌日に、シーズンワーストの「78」で通算3アンダー。首位に5打差の7位から62位に沈んだ。「本当に最後まで見苦しいゴルフをしてしまって申し訳ない」と言葉を絞り出す。「仕方ないという言葉で終わらせちゃダメですけど、焦っちゃいました」。悔しさ、情けなさが胸の内からこぼれる。「まだあと1日、取り返すことはできる。今(の瞬間は)は前向きに捉えられないけれど、頑張ります」と気丈に話してコースを去った。(ユタ州アイビンス/桂川洋一)