◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(3日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆6415人)…

岡田晃平は初めての最終日最終組に臨む(C)JGTOimages

◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(3日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆6415人)

ベアグラウンドからトップしたセカンドが奥のスタンドにくっつき、ドロップゾーンからとなった最終18番の3打目。岡田晃平は30ydほど離れたピンに対して「なんか、イメージはすごい出ていました」と明かす。グリーンに乗ったらスライスしていくラインがはっきりと見える。あとは、そこに自分が打てるかどうか。狙い通りにボールがカップに消え、力強いガッツポーズを作った。

バーディなら首位に並ぶ状況は織り込み済み。なおさら力も入る一打と言えた。「自分、緊張している時はちょっとダフりやすいんです。“ちゃっくり”しそうだったので薄めに打ちました。それが今までの経験値ですね」。アマチュア時代からツアーで上位争いを演じたこともある23歳は、今季がプロ2年目。極限の状況で、これまでの失敗を生かせる冷静さが光った。

昨季終盤からメンタルトレーニングを取り入れ、前日「69」でのラウンド後も資格を持つプロキャディの出口慎一郎さんとその日のプレーを振り返った。場面ごとの気持ちの持ちように「問題ない」と太鼓判を押された上で、「最終日の最終ホールで優勝している自分をイメージしよう」とも言われた。1番のティショットを打つ前に優勝してガッツポーズをする自分の姿を明確に思い描くことで、ミスをするネガティブなイメージが薄れていく感覚があったという。

「66」で通算6アンダーとし、3人が並ぶ首位で初の最終日最終組に飛び込んだ。「松山先輩が海の向こうで待っているので。あとを追っていけるように、頑張って優勝したい」。明徳義塾中高、東北福祉大の先輩である松山英樹とPGAツアーのフィールドで一緒に戦うために、一刻も早く結果が欲しい。たまに連絡をくれるという先輩が「今週も見てくれているかもしれない」と思えば、がぜん力も湧いてくる。(愛知県東郷町/亀山泰宏)