(3日、春季関東地区高校野球大会群馬県予選準決勝 健大高崎10―2前橋育英=七回コールド) 今春の選抜大会で甲子園史上…

 (3日、春季関東地区高校野球大会群馬県予選準決勝 健大高崎10―2前橋育英=七回コールド)

 今春の選抜大会で甲子園史上最速タイの155キロを記録した健大高崎の石垣元気が、大会後初めて公式戦に登板した。

 関東大会の出場権がかかる準決勝の先発を託され、7回2失点(自責点1)被安打3、奪三振7と好投した。

 相手は全国制覇経験のある前橋育英。この日は本調子ではなく、序盤から直球が浮いた。球速も150キロに届かない。四回にソロ本塁打を浴びるなど2点の先行を許したが、ここから崩れなかった。

 「自分は尻上がりに投げていくピッチャーなんで」

 五回に味方打線が逆転すると、その後は制球が安定した。直球で押すだけでなく、クイックで投げたり変化球を連投したりして、毎回三振を奪った。直球対策を徹底してきた相手打線に対し、投球の幅を見せた。

 石垣は自身の投球を「70点ぐらいかな」と振り返り、「選抜が終わってから調子がよくなかったけれど、きょうは自分なりに要所を抑えられた」。

 連覇を狙った選抜大会は不完全燃焼だった。直前に左脇腹を痛めて出遅れ、4強止まり。優勝した横浜(神奈川)との準決勝は4回と3分の2を投げて3失点し、1―5で敗れた。

 150キロ超の速球を打ち返され、「スイングが強くて、甘い球は仕留められる」と課題を痛感。けがも癒えたこの春は球速だけにこだわらず、「左打者の内角に直球を投げ込むこと」をテーマに据えている。

 今月17日から茨城で開かれる関東大会では、横浜との再戦が実現する可能性もある。

 「なんの大会でも絶対に勝ちたい。明日(の決勝を)勝って、1位で関東にいく」(大宮慎次朗)