◇米国女子◇ブラックデザート選手権 2日目(2日)◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629yd(パー72)…
◇米国女子◇ブラックデザート選手権 2日目(2日)◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629yd(パー72)
岩井千怜がホールアウト後にスロープレーによる2罰打を受け、決勝ラウンド進出圏内から弾き出された。後半8番(パー3)で規定を20秒超過したと競技委員が裁定を下し、パーだったスコアがダブルボギーに変更。2アンダー42位からスタートし、「73」で通算1アンダー。ペナルティの2打分、カットラインに届かず予選落ちとなった。
岩井と山下美夢有が入った3サムは、後半4番でモリヤ・ジュタヌガン(タイ)のショットが曲がるトラブルから、前の組との間隔が大きくなった。7番(パー5)で競技委員が組全体のプレータイム計測を開始したことを通達。続く8番で、岩井が規定を20秒オーバーしたと判定された。
米女子ツアーは2月にプレーペースに関する厳罰化した新ルール実施を発表し、3月「フォード選手権」から適用。規定時間を1~5秒の超過で罰金、6~15秒で1罰打、16秒以上で2罰打としている。規定時間は1ホール毎に選手のストローク数に応じて合計タイムが決まる。
8番をパー(3打)で終えた岩井が許容された時間は合計で100秒。内訳は第1打で30秒、第2打は40秒(30秒+3人のうち最初にパットをする選手だったため10秒追加)、第3打は30秒だった。競技委員の説明では、岩井は第1打に23秒、ロングパットになった第2打に63秒、第3打に34秒かかり、合わせて120秒と計測。20秒の超過で2罰打となり、スコアはダブルボギーに修正された。
スコア提出前に岩井は通訳を交えて競技委員と話し合いを行った。長いパットのライン読みに時間がかかったことなどを訴え、中継映像も用いて検証したが、裁定は覆らなかった。約1時間の会談を経て納得。コースを去る際に涙して、関係者や報道陣に「遅くまで、ご協力ありがとうございました」と声をかけた。(ユタ州アイビンス/桂川洋一)