カロリーヌ・ガルシア(フランス)は全米オープン終了後、世界ランキングを20位とし、「ロード・トゥ・シンガポール」のランキングを16位とした。また、「WTAエリート・トロフィー珠海」に参戦できることに非常に満足していた。そんな23歳のガルシア…

カロリーヌ・ガルシア(フランス)は全米オープン終了後、世界ランキングを20位とし、「ロード・トゥ・シンガポール」のランキングを16位とした。また、「WTAエリート・トロフィー珠海」に参戦できることに非常に満足していた。そんな23歳のガルシアは4週間後中国で、11試合連続で勝利し彼女のアスリート人生の中で最も大きなタイトルである「武漢オープン」と「チャイナ・オープン」の2つを手にするという驚くべき結果で締め括ったとWTAが報じている。

「世界ランキング19位の選手が『武漢オープン』と『チャイナ・オープン』を連続で優勝するなんて誰も信じられないでしょう?私たちは大方の予想を全て覆したわ」とガルシアは語った。

準々決勝ではエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)にマッチポイントを取られながらも勝利し、「全米オープン」で敗れたペトラ・クビトバ(チェコ)にはリベンジを果たし、日曜日の決勝では直前に世界ランキング1位を確定させたシモナ・ハレプ(ルーマニア)に対して6-4、7-6(3)の接戦を制した。

「本当に厳しい試合が続いたわ。全てが早く過ぎ去ったもの」とガルシアはWTAツアー内のポッドキャストで語った。「武漢オープンは6試合連続、チャイナ・オープンは5日間5試合連続で続いたわ。どの試合後もこれまでの試合のことは忘れ、現在と次の試合に集中しようと心がけたわ。だからトーナメントがどう進んだか、本当に思い出せないの」

「第一試合のエリーゼ・メルテンス(ベルギー)戦、アリゼ・コルネ(フランス)戦からどの試合も厳しかった。どの対戦相手も特徴的だったけど、どの選手も私にとっては大切で、たくさんのことを学んだわ。この2週間の経験は私が今日の決勝戦に勝つ上で役立ったわ」と語った。

ガルシアは10月9日付のランキングで先週の15位から9位へ急浮上している。今週ハレプが初めてランキング1位を勝ち取ったが、次に初めて1位に輝く選手は彼女かもしれない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は武漢オープンに続きチャイナ・オープンを制したカロリーヌ・ガルシア

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)