今週は京都競馬場で天皇賞春(芝3200m)が行われる。淀の長距離戦を舞台に楽しみなメンバーが集まった。ここでは、過去10…
今週は京都競馬場で天皇賞春(芝3200m)が行われる。淀の長距離戦を舞台に楽しみなメンバーが集まった。
ここでは、過去10年から京都開催の2013~20、23~24年をピックアップ。ジャスティンパレスとハヤテノフクノスケにフォーカスしたデータを取り上げる。
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■ジャスティンパレスに「2.1.0.1」の追い風
6歳を迎え、古豪の域にさしかかってきたジャスティンパレス。イクイノックス、ドウデュースと覇を競った同期がターフを去るなか、いまもなおGI戦線の常連に君臨している。馬券内が遠い近走成績からさすがに……と思ってしまうところだが、データ面での強調材料がこちら。
・前走大阪杯かつ京都芝GI連対歴あり【2.1.0.1】
キタサンブラック、シュヴァルグランといったGI馬がこれに該当。2頭しか満たしていない高いハードルをクリアした点は注目すべきだろう。
先週開幕した京都競馬は芝1600mで1分31秒台の決着。高速馬場傾向が顕著であることを踏まえたとき、芝2000mを1分56秒台で走破できる本馬の高速馬場適性は魅力だ。近年最強クラスと謳われる現6歳世代。見限るにはまだ早い。
■ハヤテノフクノスケに【0.0.0.12】の壁出現
その一方で、上がり馬ハヤテノフクノスケには鬼門データが。菊花賞後は条件戦からのスタートとなったが、2勝クラスと3勝クラスをそれぞれ4馬身差→5馬身差の圧勝。青森県産馬であるバックボーンも含めて注目が集まっているが、GI通用への高い壁を示す数字が浮上してしまう。
・重賞未勝利の4歳馬【0.0.0.12】
サウンズオブアースやエタリオウ、ボルドグフーシュといった上位人気馬もこれに該当。4歳馬の天皇賞・春における取捨を考えたとき、重賞勝利実績はマスト条件となっているのだ。
同じ阪神芝3000mで施行された阪神大賞典より速い時計で制した前走。しかし、当時は開幕週の馬場コンディションかつ1000m通過はこちらが1秒7速かった。将来的に重賞を獲れる素質馬だと思うが、現時点でGIのメンバー相手では“消し”が妥当なのかもしれない。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。