◇米国女子◇ブラックデザート選手権 初日(1日)◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629yd(パー72)「…

西郷真央はメジャー2勝のリリア・ヴらとプレーした

◇米国女子◇ブラックデザート選手権 初日(1日)◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629yd(パー72)

「あの、私、期待していて…」。西郷真央が恥ずかしそうに明かす。午後1時過ぎの1番ティ。選手紹介のアナウンスがちょっと残念だった。「『LPGAツアーウィナー』って言われるかなって思っていたんです。その音をめっちゃ楽しみにしてたんですけど…。(同伴競技者の)誰も言われなかった」。待望の米ツアー初勝利を、しかもメジャーで飾っても、いつものようにマオ・サイゴウと呼ばれただけ。思わぬ肩透かしを食らった。

「シェブロン選手権」優勝直後の大会。ティオフの儀式こそいつもと変わらなかったが、2週前までとは違う雰囲気を少なからず感じていた。同伴競技者は同じくメジャータイトルを持つリリア・ヴブルック・ヘンダーソン(カナダ)。ツアーが誇る選手と3サムで回り、テレビカメラに一挙一動を追われた。

パッティングに苦しんだ一日だった

立場が変わった「プレッシャーはなかった」ものの、この日は序盤につまずいた。第1打をグリーン手前のバンカーに入れた3番(パー3)から2連続ボギーが先行。カラーから6mを流し込んだ6番のバーディで息を吹き返した。スパイクマークなどで荒れた午後のグリーンに苦労しながら、後半に反撃。得意のアイアンで「自分の納得のいくショット」をピンに絡めた12番から3連続バーディ。「70」でまとめ、2アンダーの42位で滑り出した。

ホールアウト後も現地中継局のインタビューに呼ばれ、祝福ムードが続く。「日本の選手はもちろん、あまり回ったことのない選手も声を掛けてくれることがすごくうれしい」。この日のプレー中も「2人が途中、すごく話しかけてくれた」ことに喜びを感じた。「勝ったからこそ、ちょっと“仲間に入れてもらえている感”が、うれしいなと思います。ああいう組に自分が入れてもらえるのも光栄。そこから外れないように引き続き頑張っていきたい」

2日目は午前のプレーになる

笑顔でいたのもつかの間、西郷はすぐに2日目に目を向ける。「きょうのアイアンショットは、後半はマシになりましたけど、前半は動きと違った感じがあった。あしたはそれがないように」と反省。「ショートパット(のミス)はスパイクマークやピッチマークといった外的要因はあると思うけれど、ロングパットのタッチ(が合わなかったこと)は、完全に自分の問題。あしたはアジャストできたら」とグリーン上でのエラーもすぐに口にした。

最低限の予選通過圏内のスタートとはいえ、首位とは7打差。午前スタートの2日目に真価をさらに見せたい。(ユタ州アイビンス/桂川洋一)