【セリエA】ラツィオ 2-2 パルマ(日本時間4月29日/スタディオ・オリンピコ)【映像】敵将も脱帽した「70m超ザイオン砲」 パルマに所属する日本代表GK・鈴木彩艶のロングフィードに注目が集まっている。右足から放たれたボールは、70m以上…
【セリエA】ラツィオ 2-2 パルマ(日本時間4月29日/スタディオ・オリンピコ)
パルマに所属する日本代表GK・鈴木彩艶のロングフィードに注目が集まっている。右足から放たれたボールは、70m以上も先にいる味方にピタリ。脅威の飛距離と正確性にファンたちが驚愕し、敵将も称賛のコメントを残すほどだった。
パルマは日本時間4月29日にセリエA第34節でラツィオと対戦。1ー0とリードして迎えた7分に鈴木がビルドアップで得意の“ザイオン砲”を炸裂させた。
パルマが自陣でビルドアップをしていると、DFラウタロ・バレンティがバックパス。ボールを受けた鈴木はトラップから顔を上げて出しどころを探すと、足裏でコントロールして右足を一振り。ボールは力強い弾道で右サイドへ飛んでいき、敵陣高い位置を走っていたMFアントワン・エノーにピタリとつけた。パルマはこのフィードから最終的にゴール前までボールを運び、ゴールチャンスを得た。
約70m超の超級ロングフィードには、実況を務めた福田浩大氏も「うお〜!鈴木彩艶が右の奥へ送る!」と驚きながら言及。ファンたちもSNS上で「彩艶の攻撃の起点になるフィードが炸裂」「彩艶今のロングフィード最高だな」「さすがに飛びすぎだろ」などと興奮した様子だった。
また、地元メディア『Parma Live』によれば、ラツィオのマルコ・バローニ監督は試合後のインタビューで鈴木のロングフィードについてコメント。「我々を苦しめたのは、鈴木が蹴るロングボールだった。事前に分かってはいたが、プレッシャーをかけてもミサイルのようなキックが出てくる。一気にペナルティーエリア近くまで前進する彼のボールは、どんなチームに困難に陥れる」と大絶賛だった。
なお、試合はパルマが2点を先行したものの、終盤にラツィオのFWペドロ・ロドリゲスに2ゴールを許してドロー決着。ただ、いずれも鈴木には大きな責任がない失点で、むしろビッグセーブも何度かあっただけに、現地メディアの個人採点は6.5点や7点など高いものが目立った。
ラツィオ戦のドローで16位に後退したものの残留圏をキープするパルマは、次節で日本時間5月3日に11位のコモとホームで激突。セリエA1年目の鈴木にとっても残留がかかったラスト4試合は正念場となる。
(ABEMA de DAZN/セリエA)