フランスギャロは4月29日、パリロンシャン競馬場「グランドピスト(大馬場)」内の「フォールスストレート」区間において、排水性能を高めるための整備工事を7月13日から実施すると発表した。これは、グランプリ・ド・パリ翌日にあたる。勝つための改…
フランスギャロは4月29日、パリロンシャン競馬場「グランドピスト(大馬場)」内の「フォールスストレート」区間において、排水性能を高めるための整備工事を7月13日から実施すると発表した。これは、グランプリ・ド・パリ翌日にあたる。
勝つための改革始動…フランスが日本の“凱旋門賞愛”に応える支援策を発表
工事対象となるのは、ゴールから1000メートル手前、フォールスストレートへ入るカーブの始点から、ゴールの600メートル手前までの全長400メートルの区間。このエリアは近くに湖があり、さらに自然の傾斜によって他の部分よりも水が溜まりやすい構造となっている。
凱旋門賞開催に向け、走路コンディションの最適化へ

作業は約10日間をかけて行われ、20メートル幅の走路に対して、70センチ間隔で幅5センチの浸透溝を掘削。各溝には15センチの排水用砂利と12センチの圧縮砂を順に埋設し、その上から砂質の土壌で表面を覆う。これにより、水の浸透を促しつつ芝の根張りを促進する構造となっている。工事完了後は、8月31日からレース開催を再開予定。以降の開催に向け、より均一で安全な走路コンディションが期待される。