【WRC】第4戦 ラリー・イスラス・カナリアス(4月27日/デイ3)【映像】激しい音で衝突の瞬間(車載カメラ) 2025年のWRC(世界ラリー選手権)は早くも第4戦を迎えた。今季、トップカテゴリーで初のフル参戦となったトヨタの新鋭ドライバー…

【WRC】第4戦 ラリー・イスラス・カナリアス(4月27日/デイ3)

【映像】激しい音で衝突の瞬間(車載カメラ)

 2025年のWRC(世界ラリー選手権)は早くも第4戦を迎えた。今季、トップカテゴリーで初のフル参戦となったトヨタの新鋭ドライバーが、速さの片鱗を見せつつも激しいクラッシュを喫している。

 フィンランド出身の若手ドライバー、サミ・パヤリは、2024年にWRC2でドライバーズチャンピオンを獲得した新鋭ドライバー。今季はトヨタチーム(TGR-WRT2)のトップカテゴリーマシンに乗り、トヨタ5人目のドライバーとしてフル参戦している。

 さらに、スペインのカナリア諸島で開催される今大会は、WRC初イベントだったが、パヤリ自身はかつてERC(欧州ラリー選手権)時代に、この「イスラス・カナリアス」を走った経験があるということで期待が高まっていた。

 すると、見事にその期待に応える形で、競技初日デイ1を勝田貴元を上回る4位という結果を出す。しかし、気合を高めて挑んだSS(スペシャル・ステージ)12を走行中に、派手なクラッシュを演じてしまう。

 パヤリの操るGRヤリス・ラリー1は、山岳エリアの左コーナーで曲がりきれず、アウト側の木でできたガードレールに衝突。激しい音を出してガードレールを壊しながらも、GRヤリスはなんとかその先の路肩へ停車した。

 すぐさまパヤリはマシンを降り、心配そうに右フロントを眺めるが、すでに走行不能な状態だったようだ。解説のピエール北川も、「右のフロント部分を大破してしまって、直すこともできないので、デイリタイアだけでく、大会自体リタイアとなってしまいました」と残念そうにコメントしている。

 パヤリに期待していた視聴者からも、「うそ、パヤリリタイア?」「パヤリ今回調子よかったのになぁ」「あーガッツリやったな」「下手したら刺さるんだよなこれ」「まだ走れそうだけど」などの無念のコメントが集まっていた。

(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)