【明治安田J1リーグ】FC東京 0-2 清水エスパルス(4月29日/味の素スタジアム)【映像】乾貴士、急反転の股抜き突破→ゴール 清水エスパルスのMF乾貴士が“天才ぶり”を見せつけた。約30mをドリブルで独走し、股抜きからゴールを決めたプレ…
【明治安田J1リーグ】FC東京 0-2 清水エスパルス(4月29日/味の素スタジアム)
清水エスパルスのMF乾貴士が“天才ぶり”を見せつけた。約30mをドリブルで独走し、股抜きからゴールを決めたプレーにファンが大歓喜している。
清水はJ1リーグ第13節でFC東京と対戦。アウェーで2ー0の勝利を収め、4年ぶりとなるJ1での3連勝を達成した。話題となっているのが、36歳になった元日本代表ファンタジスタの追加点だ。
79分、乾はセンターサークル付近でMF弓場将輝からの縦パスを引き取ると、ドリブルをスタート。細かいタッチでぐんぐん進んでいき、ペナルティアーク手前まで運ぶ。FC東京のDF岡哲平が寄せてきたが、左に行くと見せかけてアウトサイドで右に急反転して相手の股を抜いて華麗に突破。そのまま右足を振り抜くと、体重の乗ったシュートは岡の左足に当たり、GK野澤大志ブランドンの逆を突く形でゴールに吸い込まれた。
約30mを独走してからの股抜き突破というテクニカルなプレーからネットを揺らした乾は、感情を爆発。雄叫びを上げながら両手を広げてベンチに駆け出し、チームメイトと喜びを分かち合い、オレンジ色の歓喜の輪が生まれた。
解説・水沼貴史氏は「最初のトラップも難しかったと思うんですけど、周りから見ると、いとも簡単にというか。左足で止めて。あとは、股抜きですよね」とコメント。さらに「ドウグラス・タンキもランニングしているので、どうしても木村(誠二)はそっちに目が行ってしまって、ラインが下がるんですよね。それで乾に対して行ける人がいなくなる。岡が来ることを、乾は待ってましたと言わんばかりに股を抜いて。シュートの思い切りがディフレクションを生む、素晴らしいゴールだと思います」と鮮やかな一撃の要因を説明した。
ファンもABEMAのコメント欄やSNSで大歓喜。「うますぎる」「セクシーフットボールですわ」「これがラ・リーガの選手ですわ」「今節No.1ゴール」「乾の股抜きに鳥肌。やっぱ凄いよ!」「乾貴士が全てを解決する、ずっと全盛期」「持った瞬間から股抜きして打つところまですでにイメージできてただろうな。これぞ天才」「半端ないって」「もう乾貴士はE1で代表復帰で良い。年齢とかどうでも良い」「乾は変態の域に達してるな」など、36歳になっても色褪せないファンタジスタのプレーに脱帽している。
試合後のフラッシュインタビューで乾は、「将輝からすごくいい縦パスが入ったので、あれで一気に前を向けて仕掛けることができた。股を抜いたのは狙い通りでしたけど、シュートは当たって入ったのでラッキーです」と鮮やかな一撃の裏側を明かしていた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)