4月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスは、デイミアン・リラードが左足のアキレス腱断裂と診断され…

 4月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスは、デイミアン・リラードが左足のアキレス腱断裂と診断されたため、手術を受ける予定と発表した。

 リラードは右ふくらはぎの深部静脈血栓症のため、3月下旬から試合へ出場できずにいたが、4月23日に行われたインディアナ・ペイサーズとの「NBAプレーオフ2025」ファーストラウンド第2戦で復帰。

 その試合で14得点7アシストをマークした34歳のベテランガードは、続く26日の第3戦も出場して7得点3リバウンド5アシスト2スティール2ブロックを残してシリーズ初勝利に貢献していた。

 ところが、28日に開催された第4戦の第1クォーター途中で、リラードは接触がない状況でコートに倒れ込んだ。その後自身で歩くことができず、ロッカールームへ戻っていった。

 バックスはヤニス・アデトクンボが28得点15リバウンド6アシスト、ケビン・ポーターJr.が23得点5リバウンド6アシスト2スティール、ボビー・ポーティスが14得点を残すも103-129で第4戦を落とし、1勝3敗で追い込まれた。

 30日のシリーズ第5戦は敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行われるため、ファーストラウンド敗退の窮地の中、エースガードを失う大きな痛手に。

 それでも、アデトクンボは第4戦を終えた後、リラードをサポートしていくと話していた。

「今の自分たちの立ち位置を考えると辛いね。けど彼は僕が今まで見てきた中で、メンタル面で最もタフな選手の1人。だからこそ今の彼がいるんだ。彼なら目の前に立ちはだかるどんな障害でも乗り越えると信じている。このチームのみんなが彼の味方だ。僕たちも彼がそれを乗り越えられるよう助けていく」

 4月末にアキレス腱を断裂したため、リラードは今年のプレーオフ残り試合全休どころか、2025-26シーズンも全休あるいは大部分を欠場する可能性がある。血栓症からプレーオフの舞台へ復帰した男へ新たな試練が訪れたが、リラードにはリハビリをこなして再びコートへ戻ってきてほしいと願うばかりだ。