【WRC】第4戦 ラリー・イスラス・カナリアス(4月27日/デイ2)【映像】ガードレール突き破りあわや崖下へ(実際の様子) WRC(世界ラリー選手権)の第4戦がスペインで開催された。競技2日目に山岳エリアでマシンがコースアウトし、あわや崖下…
【WRC】第4戦 ラリー・イスラス・カナリアス(4月27日/デイ2)
WRC(世界ラリー選手権)の第4戦がスペインで開催された。競技2日目に山岳エリアでマシンがコースアウトし、あわや崖下に落ちそうになる場面が発生。マシンはリタイアとなったが、乗員は無事だったことで関係者もファンも胸を撫で下ろしている。
WRC初開催となった今回の「ラリー・イスラス・カナリアス」が開催されたのは、火山島であるグラン・カナリア島。ほとんどのステージが山岳地帯の起伏が激しい地形に敷設された舗装路となっており、つづら折れになったダイナミックなコーナーを高い速度域で駆け抜けることになる。
そして、WRC2カテゴリーのレオ・ロッセルがシトロエンC3でSS12を走行中に恐怖のシーンが訪れた。ワインディングエリアでロッセルのマシンが緩めの左コーナーに突入すると、ブレーキングがあまかったのか、曲がりきれずにコース外側のガードレールへ突進してしまう。
ガードレールを破壊すれば、あとは崖下真っ逆さまというシチュエーションだったが、奇跡的にもそこには太めの樹木が生えていた。マシンはこの木に引っかかる形で、前部がはみ出た状態で停車。あやうく転落を免れて、乗員2人が急いでマシンを降りようとするインカー映像も残されている。
この危機一髪のシーンは、「レオにとっての災難」というコメントとともにWRCの公式Xでも取り上げられており、リプライ欄も「その木が2人の命を救った」「木があったのは本当に幸運だった」「その木が悲劇を救った」「彼らがあの茂みに遭遇できてよかった」などのコメントが付いている。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)